FripSide

fripSideについて

fripSide（フリップサイド）は、2002年に誕生した日本の男女3人組の音楽ユニットです。初めはインターネットで集められたボーカルによって結成され、現在は上杉真央と阿部寿世が新たなボーカルを務めています。彼らの所属事務所はスリーナインエンタテインメントで、NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパンがレコード会社として活動を支えています。また、公式ファンクラブ「freakSide」を持ち、ファンとの密なつながりを大切にしています。

ユニットの成り立ち

fripSideは2002年に八木沼悟志がボーカルを募って始まりました。彼が見つけた当時高校生のnaoが参加し、同年には自主制作による1stアルバム『first odyssey of fripSide』をリリース。このアルバムで彼らは同人デビューを果たし、徐々に人気を得ていきました。2008年には「flower of bravery」でメジャーデビューし、その後も数々の名曲を生み出していきます。

ボーカルの変遷

ユニットの歴史の中で、ボーカリストの交代が度々行われてきました。naoは2009年に卒業し、彼女の後を受けて南條愛乃が第2代目のボーカルとして加入します。南條在籍期には特にアニメ主題歌を中心にヒットを飛ばしましたが、2022年には彼女も卒業。現在は上杉真央と阿部寿世の2名が第3代目ボーカルとして活躍しています。これらの時代を「第1期」「第2期」「第3期」と区別し、それぞれの時代の音楽スタイルが形成されています。

音楽スタイルと影響

fripSideの音楽は、小室哲哉や浅倉大介といったアーティストの影響を受けた「デジタルJ-POP」が基盤です。八木沼は自身が参加することで、周囲の音楽環境に影響されず、自らの考えを反映させた音楽を追求してきました。第2期は南條のボーカルを前提に、フルオーケストラ的な音楽性を追及し、より一般受けを狙った楽曲作りを行っています。さらに、第3期では新たなボーカルの持つ個性を引き出しつつ、新しい挑戦を続けています。

代表作と受賞歴

数多くのシングルやアルバムをリリースしており、特に「only my railgun」は多くのファンに支持されています。この曲は第15回アニメーション神戸・ラジオ関西賞の主題歌賞を受賞し、令和のアニソンシーンに多大な影響を与えました。また、ストリーミングも好評で、日本レコード協会からもゴールド認定を受けるなど、実績を残しています。

現在の活動と未来展望

2023年には結成20周年を記念するイベントも計画されており、特別なライブや新作のリリースが予定されています。昨年のライブツアーでは八木沼不在の中でもファンを楽しませるアプローチを模索しており、今後もさまざまな形で音楽界での存在感を発揮することが期待されます。

fripSideは、時代に応じて変わり続ける中で、常に新しい音楽体験を提供し続けるユニットです。彼らの動向から目が離せません。

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