Mixx

番組『mixx』の概要

『mixx』（ミックス）は、南日本放送が制作した鹿児島県ローカルの情報バラエティ番組で、2004年4月8日から2010年3月25日まで放送されていました。全304回の放送が行われ、音楽、グルメなど幅広い情報を分かりやすく伝えるスタイルが特徴でした。ハイビジョン放送であり、終了時の毎週木曜日24時20分から24時50分まで放送されていました。また、土曜日の深夜に再放送されることもありました。

構成と内容

この番組は、最新の音楽プロモーションビデオ（PV）を紹介することが主要な内容の一部であり、ディレクターのアイデアを活かしたエンターテイメント性の高い企画も展開されました。低予算の中で制作されていたため、MBCのタレントやアナウンサー、さらには知人の有名人たちがボランティアとして協力することもありました。また、一部アーティストのPVに関しては、視聴者に向けたコメントが挿入されていましたが、その内容は他の番組と似通うこともあったようです。

2006年4月から2007年3月には、人気企画をまとめた総集編『Re:mixx』（リ:ミックス）が月に一度放送され、その人気を集めました。この番組は2010年3月に終了し、その後は同じスタッフによる新番組『てゲてゲ』がスタートしました。

企画の紹介

『mixx』では、多彩な企画が展開されており、特に『水曜どうでしょう』の影響を受けた演出が見られると評価されていました。若者向けのグルメ企画は、初めの頃は他の番組を模したものが多かったものの、次第に独自のスタイルに発展し、文化や遊びを融合させた内容が増えていきました。

年末スペシャル

年末には特別編成が組まれ、例えば2008年には金曜日に放送された回もありました。2004年から2009年までの年末は、特別に放送時間を拡大して内容が豊富に展開されました。

いくつかの注目企画

• - 対×決 ジャンケントリップ!!（2004年）: 肥薩おれんじ鉄道を使った双六形式のゲームで、ジャンケンの結果によって進むマスが決まるルールが好評を博しました。

• - NTT西日本のお天気カメラに映り込もう!!!!（2005年）: アナウンサーとタレントの対決形式で、自身がサイコロを振って出た目に合わせたお天気カメラにMIXXのフリップを持って映ることが求められました。

• - 県道足し算777（2006年）: 指定された県道の番号を足して777になればゴールというルールで、アナウンサーの初対決もありました。よくある県道の地理を活用したユニークな内容です。

• - 地名オセロ（2007年）: 車を使って指定した地名で撮影を行い、その結果に応じてオセロの盤上に玉を置く形式の対決でした。

• - 偉人オセロ（2008年）: 歴史上の偉人の名前を使ったオセロゲーム方式も取り入れられ、地域の文化や歴史を学ぶ機会ともなりました。

その他の企画

多様な企画が行われ、中には韓国でのルーレット形式の対決や、観光地を巡る内容があり、MBCのアナウンサーたちが競い合う様子は視聴者に楽しさを提供しました。

結論

『mixx』は、そのユニークな企画や視聴者参加型のスタイルによって、鹿児島県民に親しまれた番組でした。多彩なテーマを取り扱うことにより、広範な視聴者層に支持され、地域密着型の情報番組としての役割を果たしました。当時のスタッフによって新たな番組が企画されるなど、その影響は後のローカル番組にも見られます。

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