Spモード

spモード（エスピーモード）

概要

NTTドコモの「spモード」はスマートフォン向けのインターネットサービスプロバイダであり、月額料金は300円です。このサービスの名称は「SmartPhone」の頭文字であるSとPに由来しています。スマートフォンの普及に伴い、iモード携帯からの移行を支援する目的で、2010年9月にスタートしました。spモードは、ドコモのiモードメールやデコメール等を利用可能にし、独自のコンテンツ決済やウイルスチェック機能を標準で提供しています。

主なサービス

インターネット接続

spモードを通じて、ユーザーはインターネットに接続できます。在宅や外出先での安全なインターネット利用をサポートするためのアクセス制限オプションも用意されています。

spモードメール

2018年には配信が停止されたspモードメールは、ドコモ独自のメールサービスで、特有のアドレス形式を持っていました。受信メールはプッシュ通知に対応し、一定の保存容量がありましたが、バックアップ機能は制限されていました。特にiモード契約からの移行がスムーズに行えるように設計されています。

ドコモメール

2013年から提供が開始されたドコモメールは、spモードメールのクラウド版として機能し、より効率的に利用できるよう進化しています。spモードメールアプリは自動的にドコモメールアプリに置き換わりました。

コンテンツ決済サービス

spモードではGoogle Playやdマーケットでの購入を携帯電話料金と一緒に支払える便利なサービスを提供しています。この決済機能は、月々の上限が設定され、最大30,000円までの利用が可能です。

spモードコンテンツフィルタリング

子ども向けに設計されたこのフィルタリングサービスは、有害サイトへのアクセスを制限します。ユーザーはフリーチェックやカスタマイズオプションを利用できます。

メールウイルスチェック

このオプションは、ユーザーがウイルスから保護されることを目的に設けられており、定期的にメールにウイルスチェックを行います。

公衆無線LANサービス

spモード契約者は、NTTドコモの公衆無線LANサービスであるdocomo Wi-Fiにアクセスできます。広範囲のエリアでコーヒーショップや駅構内などを含めて利用できます。

その他の機能

spモードは、電話帳バックアップや特定のアプリサービスへのアクセスなど、ユーザーにとって便利な多様な機能を提供しています。また、iPhoneやBlackBerryなど異なるデバイスへの対応も進めています。

歴史と進化

spモードは2010年にサービスを開始し、その後多くの機能が追加されました。BlackBerryやiPhoneの対応、クラウド化されたドコモメールへの乗り換えなど、モバイル通信の進化に伴い、持続的にアップデートされています。

まとめ

NTTドコモのspモードは、スマートフォンユーザーのために設計された多機能なインターネットサービスプロバイダです。今後も進化を続け、より多くのユーザーに利便性を提供し続けるでしょう。

もう一度検索