あきた白神農業協同組合

JAあきた白神：地域農業を支える協同組合

JAあきた白神は、秋田県能代市に拠点を置く農業協同組合です。1998年11月1日に、能代市、二ツ井町、藤里町の3つの農協が合併し、新たに「あきた白神農業協同組合」としてスタートしました。愛称は「JAあきた白神」として親しまれています。

合併の経緯

当初は、能代山本地区の8つの農協が広域合併を目指していましたが、合併協議の過程で財務問題が浮上し、山本町、八竜町、琴丘町、八森町、峰浜村の5つの農協が合併を見送りました。その後、1999年1月に合併を見送った5つの農協が合併し、秋田やまもと農業協同組合（JA秋田やまもと）として発足しました。

2009年には、秋田県農業協同組合中央会からJA秋田やまもと（あるいは、あきた北央、鷹巣町、あきた北、かづのも含めた統合）との合併案が提示されました。これを受けて、JAあきた白神との間で2015年に合併研究会、2017年に合併推進協議会が発足しましたが、具体的な経営方針を巡る協議が難航し、2018年4月に予定されていた合併時期は延期されました。最終的に、2019年9月の合併推進協議会常任委員会において、「いたずらに時間をかけるべきではない」との判断が下され、協議会は解散。合併協議は打ち切りとなりました。

事業概要

JAあきた白神は、能代市と藤里町を管轄エリアとしています。2016年3月末時点で、正組合員数は4252人を数えます。地域の特産農作物として、ネギ、ミョウガ、ウドなどが栽培されており、これらの農産物の販売を支援しています。近年では、介護事業にも力を入れており、JAあきた白神ホームヘルプサービスを提供しています。

沿革

1988年9月：県北空港建設促進期成同盟会（のちの大館能代空港建設促進期成同盟会）に加盟。
1998年11月1日：合併によりあきた白神農業協同組合が発足。
2011年3月：ホームページをリニューアル。
2020年3月27日：能代厚生医療センター出張所の営業を終了。勘定は本店が継承。
2022年3月28日：本店を能代市富町から同市字一本木に新築移転。移転先近隣に所在したのしろ東支店（同市字機織轌ノ目）は、本店と統合。

JAあきた白神は、地域農業の振興と地域住民の生活を支援する重要な役割を担っています。今後の発展が期待されます。

外部リンク

JAあきた白神（公式ホームページ）

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