アジポン

アルバム『アジポン』の詳細

『アジポン』は、1992年11月21日にSony Recordsから発表された爆風スランプの9枚目のオリジナル・アルバムです。この作品は、前作『ORAGAYO〜in the 7th heaven〜』以降、メンバーのファンキー末吉が中国文化に強く惹かれたことに影響を受けており、アジアン・テイストを色濃く反映した内容となっています。タイトルの「アジポン」は、「アジア」と「ニッポン」を融合させた造語であり、アジアと日本の豊かな文化的交流を象徴しています。

メンバー

本アルバムの制作に関わったメンバーは以下の通りです。

• - サンプラザ中野 - ボーカル
• - パッパラー河合 - ギター
• - ファンキー末吉 - ドラム（リーダー）
• - バーベQ和佐田 - ベース

各メンバーは、その個性的な音楽スタイルを活かして本作に貢献しています。

収録曲

本アルバムには、サンプラザ中野が作詞を手掛けた曲が多数収められています。全曲の編曲はBAKUFU-SLUMPが行っており、均整の取れたサウンドが特徴です。

関連項目

特に注目すべきは、収録曲の中にある「リゾ・ラバ〜International〜」です。この曲は「リゾ・ラバ -Resort Lovers-」のアンサーソングとして制作され、中国のロックバンドBEYONDのメンバーが作曲に参加しました。また、この曲には彼ら自身が披露したシングルも存在します。

さらに、8曲目の「アジャパニジア」は、イギリスの伝説的なプログレッシブ・ロックバンド、キング・クリムゾンの名曲「21世紀のスキッツォイド・マン」のリフを用いた大胆なアプローチがなされている点も注目されます。10曲目である「はるかなる想い」は、レオ・セイヤーが発表した「When I Need You」のカバーであり、多くのアーティストによって親しまれてきました。

まとめ

『アジポン』は、アジアの影響を色濃く感じさせる多様な音楽要素が詰まったアルバムで、爆風スランプの独自の音楽性を体現しています。異文化の影響を受けつつも、バンド独自のサウンドを大切にし、聴く者を楽しませる作品となっています。リリースから数十年経過した今でも、多くのファンに支持され続けています。

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