おにクル

茨木市文化・子育て複合施設 おにクル

大阪府茨木市にある「おにクル」は、市民会館の跡地を活用し、「育てる広場」をコンセプトに整備された複合施設です。JR茨木駅と阪急茨木市駅の中間地点に位置し、市民にとってアクセスしやすい場所にあります。

概要

おにクルは、市民会館が担っていた機能に加え、図書館やプラネタリウム、子育て支援センター、市民活動センターなど、市内に分散していた施設を集約したものです。これにより、市民は多様なサービスを一つの場所で利用できるようになりました。

沿革

施設の建設にあたっては、市民の意見を重視し、ワークショップを重ねるなど、市民参加型のプロセスが重視されました。2020年には設計・施工事業者が決定し、2023年11月にオープンしました。大ホールは2024年4月にオープンしています。

施設の運営は、複数の指定管理者と茨木市役所の連携によって行われています。

ホール・貸室・プラネタリウム：おにクルみらい
屋内こども広場：まち森AJグループ
市民活動センター：いばらき市民活動推進ネット
図書館：市直営
こども支援センター：市直営

2024年11月には、竜王戦七番勝負の対局も行われ、文化的な側面でも注目を集めています。

名称の由来

「おにクル」という名称は、市民からの公募で決定しました。市内に住む男の子が名付け親で、「鬼も楽しめる場所に」という願いが込められています。各ホールにはネーミングライツが導入され、以下の愛称が付けられています。

大ホール：ゴウダホール
多目的ホール：きたしんホール
プラネタリウム：きたしんプラネタリウム

建築的な特徴

おにクルは、「立体的な公園」というコンセプトのもと、緑豊かな空間と一体化したデザインが特徴です。建物内部には「縦の道」と呼ばれる吹き抜けがあり、各フロアをつないでいます。これにより、施設全体に開放感が生まれ、様々な活動が視覚的、聴覚的に感じられるようになっています。

受賞歴

2024年度グッドデザイン賞「グッドデザイン・ベスト100」

施設構成

7階：市民活動センター、プラネタリウム、会議室、和室、屋上広場
5-6階：図書館
4階：大ホール
3階：リハーサル室、多目的室、音楽スタジオ、音響映像制作室
2階：こども支援センター、子育てフリースペース
1階：多目的ホール、クッキングラボ、屋内こども広場、カフェ、芝生広場

利用情報

開館時間
市民活動センター、プラネタリウム、ホール：9時～22時
図書館：9時30分～21時（平日20時以降、土日祝19時以降は自動貸出機）
こども支援センター：8時45分～17時15分
一時保育室：8時30分～18時
屋内こども広場：9時30分～17時30分
休館日：毎月第2・第4月曜日、年末年始

おにクルは、茨木市の文化と子育てを支える、市民のための複合施設として、多様な活動の拠点となることが期待されています。

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