さがびより

さがびより

さがびよりは、佐賀県が開発したイネの品種で、地方番号は佐賀37号です。佐賀県を代表するお米として知られ、食味の良さが特徴です。

概要

米の食味ランキングにおいて、さがびよりは2010年産から連続で「特A」評価を獲得しています。この実績が、さがびよりが佐賀県を代表する品種としての地位を確立する大きな要因となっています。

歴史

佐賀県農業試験研究センターにおいて、「天使の詩」（佐賀27号）と「あいちのかおりSBL」（愛知100号）を交配させて開発されました。2009年から本格的な栽培が開始され、2011年に品種登録されました。

特徴

さがびよりは、以下の点で優れています。

つや、甘味と香り: 食欲をそそる美しいつや、口の中に広がる自然な甘み、そして豊かな香りが特徴です。
しっかりとした食感: 米粒が大きいことから、食べ応えのあるしっかりとした食感を楽しめます。
冷めてもおいしい: 時間が経過しても風味が損なわれにくく、お弁当やおにぎりにも最適です。
耐倒伏性: 倒伏しにくい性質を持ち、栽培管理が比較的容易です。
普通期栽培の中生品種

交配

天使の詩 x あいちのかおりSBL

作付面積

2021年には、佐賀県における作付面積の27%を占め、県内トップの作付面積を誇ります。2024年の佐賀県における作付面積は約6693ヘクタールで、これは佐賀県内水稲作付面積の約3割に相当します。この数字からも、さがびよりが佐賀県において非常に重要な品種であることがわかります。

米の食味ランキング

日本穀物検定協会による米の食味ランキングにおける佐賀県産さがびよりの評価は以下の通りです。

2010年産〜2023年産 - 「特A」

この結果が示すように、さがびよりは長年にわたり高い品質を維持しており、食味の良さが客観的に認められています。

参考文献

株式会社日本食糧新聞社編『全国お米のこだわり銘柄事典』株式会社日本食糧新聞社、2018年4月10日。

外部リンク

* さがびより - JAグループ

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