でんでんぱっしょん

でんでんぱっしょん

でんぱ組.incの7枚目のシングル「でんでんぱっしょん」は、2013年5月29日にMEME TOKYOからリリースされました。作詞は畑亜貴、作曲は玉屋2060%が担当。キャッチーでアッパーなサウンドと、メンバーの個性が際立つパフォーマンスが魅力の楽曲です。

概要

「〜楽しいことがなきゃバカみたいじゃん!?でんぱ組.incが贈るお祭りソング!〜」をコンセプトに制作された本作は、初回限定盤A（DVD付き）、初回限定盤B（アプリゲーム使用曲収録）、メンバー6人をフィーチャーした6パターンの初回限定メンバー盤、そして通常盤の計9形態で発売されました。

表題曲「でんでんぱっしょん」は、「でんぱれーどJAPAN」でもタッグを組んだ玉屋2060%（Wienners）と畑亜貴のコンビが再び手掛けました。初回限定ゲーム盤には、iPhone向けアプリ『先生!次はバトルの時間です。』で使用されている楽曲が収録され、ゲーム内で使用できるアイテムのダウンロードコードも封入されています。また、メンバー盤のCDジャケットは、それぞれ異なるクリエイターが担当し、各々の視点ででんぱ組.incを表現しています。

本作は、オリコンウィークリーチャートで過去最高位となる6位を記録。前作「W.W.D/冬へと走りだすお！」に続き、2作連続でのTOP10入りを果たしました。2014年4月には、同年7月公開の映画『渇き。』の劇中歌として表題曲が使用されることも発表され、幅広い層に楽曲が浸透しました。

ORANGE RIUMの口上

「キラキラチューン」同様、一部のファンによって広められた口上が「でんでんぱっしょん」にも存在します。この口上は楽曲のイントロ部分で行われ、映像作品ではDVD「夏のパッション！～みんながいるし、仲間だもん！～ in 日比谷野外音楽堂」以降の作品で確認できます。この口上は有志によるものですが、日本武道館公演ではスクリーンに全文が表示されたり、秋葉原ディアステージの壁に紙で貼られるなど、事実上の公認となっています。

口上内容:

>小さな光 集まって夕焼け色の海になる
>永久(とわ)に褪せないオレンジで過去と未来を繋いでく
>みんなで作ったこの景色心の奥に灯らせて
>夢を追いかけ どこまでも未来へ駆け出せ！でんぱ組！

収録曲

各販売形態によって収録曲が異なります。

初回限定 CD+DVD盤（収録曲A）

CD:

1. でんでんぱっしょん [3:59]
作詞：畑亜貴、Rap Lyrics：もふくちゃん&YGQ、作曲：玉屋2060%、編曲：釣俊輔
玉屋2060%による楽曲提供は「でんぱれーどJAPAN」に続き2作目。今回は作曲のみを担当。前作では玉屋が自由に作曲したのに対し、本作ではメンバーとのコミュニケーションを通じて、やりたいことなどを盛り込み、共に作り上げられました。新体操を取り入れた振り付けが特徴的で、メンバー各自が自身のカラーのリボンを使用するため、ライブでは視覚的に最もカラフルな楽曲となります。ミュージックビデオ（MV）では多様な映像演出が施され、楽曲のスピード感と相まって非常に派手な仕上がりになっています。
2番Bメロの振り付けには、ヲタ芸の「サンダースネイク」が使われています。これまでの楽曲でもヲタ芸が取り入れられることはありましたが、サビで使われることが多かったため、異色の振り付けと言えます。1番、2番のBメロと1･2番サビのメンバーによる振り付け講座がYouTubeにて公開されています。
ライブで披露される際には、MCに続く形で間奏の台詞をイントロダクションとして使用することがあり、内容が多少アレンジされることもあります（例：「あ！そろそろはじまる！」が「あ！最後の曲はじまる！」など）。
メンバー盤にリミックスが収録されたことを受けてか、iTunes Store限定ではありますが、アカペラver.が配信リリースされています。
コナミの音楽ゲーム「jubeat」「GITADORA」、タイトーの音楽ゲーム「GROOVE COASTER」、セガの音楽ゲーム「maimai」、任天堂の音楽ゲーム「大合奏!バンドブラザーズP」にも収録されています。
2. ORANGE RIUM [4:34]
作詞：只野菜摘、作曲：利根川貴之・坂和也、編曲：板垣祐介
1stアルバムでカバーした「BEAM my BEAM」の作詞を手掛けた只野菜摘が歌詞を担当。
3rdワンマンツアーで未発表の新曲として初披露され、その後もリリース前のライブで何度か歌われています。当時から、オレンジ色のサイリウムで会場を埋め尽くすのが恒例となっており、照明もサイリウムに合わせてオレンジ色やオレンジを際立たせるブルー系が主に使用され、美しい光景が作り出されます。メンバーもこの光景を大変気に入っているようで、頻繁に披露される楽曲であるにもかかわらず、ライブやイベントでこの曲が披露される度にTwitterでライブ写真とともに言及しています。
でんぱ組.incの楽曲で初めて振付が存在しない曲で、メンバーは自由に観客を煽ったり動きながら歌っています。
3. でんでんぱっしょん（Off Vocal）
4. ORANGE RIUM（Off Vocal）

DVD:
でんでんぱっしょん Music Clip
でんでんぱっしょん Music Clipメイキング映像
でんでんぱっしょん Music Clip （Dance shot ver.）

初回限定 GAME盤（収録曲B）

CD:

1. でんでんぱっしょん
2. 先生！次はバトルの時間です。 [3:46]
作詞：利根川貴之、作曲：利根川貴之・坂和也
iPhone向けアプリ「先生!次はバトルの時間です。」テーマソング
でんぱ組.incの数少ない王道アイドル楽曲。「ORANGE RIUM」同様、3rdワンマンツアーで初披露されましたが、リリース以降のライブでは一度も歌われていません。
ライブではメンバー全員がメガネをかけてパフォーマンスをします。
3. 少女アンドロイドA [4:14]
作詞：利根川貴之、作曲：Dr.Usui
iPhone向けアプリ「先生!次はバトルの時間です。」テーマソング
バンドサウンドに機械的なサウンドを多く取り入れた重厚感のある楽曲。こちらも3rdワンマンツアーが初出で、リリース後は4thワンマンツアーの日比谷野外音楽堂公演でのみ披露されています。白魔女学園の映像に続いて歌われ、そのまま「W.W.D II」へと続きました。
4. でんでんぱっしょん（Off Vocal）
5. 先生!次はバトルの時間です。（Off Vocal）
6. 少女アンドロイドA（Off Vocal）

初回限定メンバー盤（収録曲C）

各メンバー盤で収録されるリミックスが異なります。

CD:

1. でんでんぱっしょん
2. でんでんぱっしょん（Remix）
相沢梨紗盤：DJ’TEKINA//SOMETHING Remix [5:15]
成瀬瑛美盤：玉屋2060% Remix [3:13]
藤咲彩音盤：PandaBoY Remix [4:21]
古川未鈴盤：Ryu☆ Remix [3:51]
最上もが盤：ピエール中野が叩いてみた Remix [4:04]（原曲のドラムトラックを差し替えミックスしたもの。イントロにオリジナルにはないSEが少しだけ入っています。ライブで使われる音源はこのSEが入ったものとなっています。）
夢眠ねむ盤：YAKENOHARA REMIX [3:48]
3. でんでんぱっしょん（Off Vocal）

通常盤（収録曲A）

初回限定CD+DVD盤と同様。

でんでんぱっしょん/IDOL

2013年10月12日に発売された、BiSとでんぱ組.incのカヴァースプリットシングル「でんでんぱっしょん/IDOL」では、BiSが「でんでんぱっしょん」をカヴァーし、でんぱ組.incがBiSの「IDOL」をカヴァーしました。ライブ会場限定で販売されました。

収録曲:

1. でんでんぱっしょん / BiS
作詞：畑亜貴、Rap Lyrics：もふくちゃん&YGQ、作曲：玉屋2060%、編曲：松隈ケンタ
2. IDOL / でんぱ組.inc
作詞：只野菜摘、作曲：利根川貴之・坂和也、編曲：玉屋2060%

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