とうかつ中央農業協同組合

JAとうかつ中央について

JAとうかつ中央（とうかつ中央農業協同組合）は、千葉県松戸市に本所を置く農業協同組合です。この組合は、2008年7月1日に松戸市、流山市、千葉小金の3つの農協が合併して誕生しました。旧千葉小金農協のエリアは松戸市の一部（旧小金町）、旧松戸市農協は2001年に鎌ケ谷市農協を吸収合併したため、現在の事業エリアは松戸市、流山市、鎌ケ谷市の3市に広がっています。

都市型農協としての特徴

JAとうかつ中央は、東京のベッドタウンエリアを管轄する都市型金融農協としての側面を持ちながら、管内では梨、ネギ、大根、小松菜などの園芸農業（近郊農業）も盛んです。特に松戸市矢切地区で生産される「矢切ねぎ」はブランド化され、市場で高い評価を得ています。

また、梨、イチゴ、ブドウなどは、市場への出荷と観光農業の両方で親しまれています。これらの農産物は、地域ブランドとして「まつどの梨」、「かまがやの梨」、「矢切ねぎ」が地域団体商標登録されており、JAとうかつ中央が管理しています。

二十世紀梨のルーツ

管内には、「二十世紀梨」が誕生した地があり、その記念碑が建てられています。二十世紀梨は、かつて松戸市周辺で広く栽培されていましたが、その後栽培は減少しました。しかし、1999年に100年前に松戸から鳥取に渡った親木から枝が里帰りし、一部の農家によって接ぎ木され、再び栽培が行われています。

JAとうかつ中央の沿革

合併以前

1948年3月：松戸市農業会を継承し、松戸市農業協同組合が設立されました。
1948年4月：鎌ヶ谷市農業協同組合と小金町農業協同組合がそれぞれ設立。流山市内には流山、八木、新川の各農業協同組合が設立されました。
1997年7月：流山、八木、新川の各農業協同組合が合併し、流山市農業協同組合が設立。
2001年4月：鎌ヶ谷市農業協同組合と松戸市農業協同組合が合併し、新たな松戸市農業協同組合が誕生。

合併以降

2008年7月：松戸市、流山市、千葉小金の3農協が合併し、JAとうかつ中央が発足しました。
2012年11月：五香支店と六実支店を統合し、五香六実支店を開設。
2020年4月：松飛台支店を五香六実支店に統合。
2020年11月：六和支店と古ヶ崎支店を統合し、松戸西支店を開設。
2021年5月：稔台支店を常盤平支店に統合。
2023年10月：常盤平支店の敷地内に初のファーマーズマーケット「さいてって」をオープンしました。

店舗情報

旧店舗所在地

常盤平支店（旧：JA松戸市 常盤平支店）：〒270-2261 千葉県松戸市常盤平3丁目1-3。稔台支店を統合し現在地に移転。
六和支店（旧：JA松戸市 六和支店）：〒271-0045 千葉県松戸市西馬橋3丁目54-16。古ヶ崎支店と統合し松戸西支店に。
稔台支店（旧：JA松戸市 稔台支店）：〒270-2231 千葉県松戸市稔台7丁目1-3。常盤平支店と統合。
古ヶ崎支店（旧：JA松戸市 古ヶ崎支店）：〒271-0068 千葉県松戸市古ヶ崎4丁目3489-1。六和支店と統合し松戸西支店に。

関連項目

日本の農業協同組合一覧
東葛飾地域

外部リンク

* JAとうかつ中央 公式ウェブサイト

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