はしもとみお

はしもとみおについて

はしもとみお（1980年生まれ）は、日本の彫刻家であり、様々なアートプロジェクトに取り組んでいます。彼女の作品は主に「生」をテーマにした動物の肖像彫刻が中心で、また、イラストや絵本も手掛けています。兵庫県で生まれた彼女は、15歳の時に阪神・淡路大震災に遭い、そこから自らの進むべき道を思索するようになりました。それまでの夢だった獣医から、「動物の命」をテーマとする芸術家への転身を決意しました。

経歴と教育

2005年に東京造形大学の美術学科彫刻専攻を卒業後、2007年には愛知県立芸術大学の大学院彫刻専攻を修了しました。現在は三重県いなべ市に住み、創作活動を続けています。また、彼女の兄でジャズドラマーの橋本学も、音楽シーンで名を馳せており、アートと音楽の両方で才能を発揮する家族です。近年、山田稔明や近藤研二、むぎ（猫）が主催する「猫町フェス」にも参加し、アートの展示やバイオリン演奏など幅広い表現を行っています。

展覧会の軌跡

はしもとみおのキャリアには、多数の展覧会が含まれています。彼女の作品は、以下の展覧会で展示されています。

• - 2004年: 「あしたやさしくなれますように」コドモノminiギャラリー（東京）
• - 2006年: 「Family」展（東京、伊豆高原、名古屋）
• - 2008年: 「はしもとみお彫刻展」タリーズコーヒー栄店（名古屋）
• - 2009年: 「彫刻のレストラン」展（東京）
• - 2011年: 「ここにいるケモノ」展（神奈川）
• - 2022年: 「はしもとみお木彫展-カタチの生まれるところ」（広島）
• - 2023年: 「トゲトゲ」（KISSABOOKS）

彼女の作品は、国内外の多くのギャラリーや美術館で高い評価を受けており、特に動物をテーマにした展覧会が多く開催されています。

受賞歴

彼女は多くの賞を受賞しています。最初の大きな功績は2004年に取得した東京造形大学の卒業制作展におけるZOKEI賞です。そして、2008年には絵本「神様のないた日」でお客様賞を受賞しました。さらに、2014年には新聞広告賞の企画部門でも受賞しています。これらの受賞歴からも、彼女の作品がどれほど広く認められているかがわかります。

出版物

はしもとみおは、多数の出版物にも関与しています。特に、絵本「神様のないた日」や、成人向け美術誌に掲載された彼女の特集記事は、読者に深い印象を与えています。他にも、彼女の木彫りに関する教則本や、彫刻に関するノートなども出版し、教育者としての顔も持っています。

メディアへの出演

彼女はテレビやCMにも出演しており、2010年には「人生が変わる1分間の深イイ話」に特集されました。また、2016年にはテレビ東京の「クロスロード」、2021年にはTBSの「情熱大陸」にも出演し、視聴者に自身のアートに対する思いを伝えています。さらに、UNIQLOのCMにも登場し、多くの人々に彼女の芸術を知ってもらえる機会を作りました。

まとめ

はしもとみおは、動物を通じて命の大切さを表現し続けている彫刻家です。彼女の作品は、見る人に深い思索を促し、多くの人々に愛されています。アートだけでなく、音楽や絵本制作など多方面での活躍により、今後も目が離せないアーティストの一人です。

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