ハジマリノウタ

アルバム『ハジマリノウタ』の概要

いきものがかりのメジャーな4作目となるオリジナルアルバム『ハジマリノウタ』は、2009年12月23日にエピックレコードジャパンからリリースされました。これは、前作『My song Your song』からちょうど1年ぶりの新作であり、ファンにとって待望のアルバムとなりました。

アルバムタイトルの由来

タイトル「ハジマリノウタ」は、アルバム内の10曲目に収録されている楽曲「てのひらの音」の名前をスタッフが誤って「はじまりの音」と書いたことからインスパイアを受けて名付けられました。このユニークな由来は、アルバム全体のテーマと深い関係があるとも言えるでしょう。

初回生産限定盤について

『ハジマリノウタ』の初回生産限定盤は、特別な三方背スリーブBOXに収納されています。この豪華版には、多くの特典が付属しています。これには「ライブDVD」や、1999年から2009年までのアーカイブを考慮した24ページの特別ブックレット、ファン必須の「いきものカード017」、さらには「いきものグッズプレゼント応募ハガキ」も含まれています。また、47都道府県58公演のコンサートチケット特別先行抽選予約の案内も同封されるなど、ファンにとって特別なアイテムが詰まった一品です。

楽曲の収録内容

アルバムには、シングルA面曲5曲を含む全13曲が収められています。特に注目すべきは、吉岡が手がけた作詞・作曲の楽曲や、彼らのインディーズ時代にあたる楽曲のリメイク版も含まれている点です。しかし、趣向がやや異なり、過去の3作品に収録されていたカップリング曲やボーナストラックとしてのアコースティック曲はありません。また、水野が制作した曲はシングルA面曲のみに限られています。

このアルバムは、2010年の1月4日付オリコンチャートで初登場1位を獲得し、翌週の合算週でも引き続き1位となりました。これは、竹内まりやのアルバム『Expressions』が記録した1位獲得から約1年3か月ぶりの快挙です。また、2010年度のオリコン年間アルバムランキングでは8位にランクインし、これは彼らにとって初めての年間トップ10入りとなりました。

受賞歴

『ハジマリノウタ』はさらに、音楽業界の名誉あるアワードである『第52回日本レコード大賞』で最優秀アルバム賞を受賞しました。授賞式では、アルバムの収録曲「じょいふる」が演奏されたことで、多くのファンとメディアからの注目を浴びました。

収録曲の詳細

このアルバムに収録されている楽曲の中で特に人気があるのは、「じょいふる」や「なくもんか」といったシングル曲です。これらの楽曲は、いずれも深い歌詞とキャッチーなメロディで、多くのリスナーに愛されています。さらに、インディーズ時代の曲もアレンジされて収録されているため、ファンにとって新旧の魅力が共存する作品ともなっています。

また、初回生産限定盤に付属された特典DVDには、2009年のライブツアーの最終公演からの映像が収められ、貴重なライブパフォーマンスを楽しむことができます。これにより、ファンは彼らの音楽をCDだけでなく、視覚的にも楽しむことができるでしょう。

結論

アルバム『ハジマリノウタ』は、いきものがかりの音楽に対する情熱と成長が表現された一作です。新しい楽曲と特典の豪華さ、また受賞歴からも、このアルバムがファンにとって特別な意味を持つことは明らかです。いきものがかりの魅力を感じることができるこの作品は、音楽ファンにとって必聴の一枚となるでしょう。

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