まなみのりさ

まなみのりさ：広島から発信したアイドルユニットの軌跡

2007年、広島と東京を拠点に活動を開始した女性3人組アイドルユニット、まなみのりさ。その活動は、華々しいデビューから解散までの16年間、数々の出来事を通して日本のアイドルシーンに独自の足跡を残しました。

デビューからメジャー、そしてインディーズへ

CANdiscより2007年8月8日にインディーズデビューを果たしたまなみのりさは、「I DOL DAMA☆C」で活動をスタートさせました。その後、2011年には『U.M.U AWARD 2011』でグランプリを獲得。この受賞を機に、2012年8月22日、ポニーキャニオンよりメジャーデビューシングル「BLISTER/会いたくなったらたちまちおいで」をリリースしました。しかし、メジャーでの活動は1年で終了。再びインディーズへと活動の場を移します。

幾多の困難を乗り越えて

2016年には株式会社フォースミュージックへ移籍、2017年にはアイアンクリエイティヴとの契約終了を経てTOIL＆MOILに移籍しました。事務所移籍に伴い過去の楽曲の使用ができなくなり、持ち曲ゼロからの再出発を余儀なくされました。しかし、この困難を乗り越え、インディーズデビュー10周年を記念したライブを成功させ、日本ご当地アイドル活性協会より『ご当地アイドル殿堂入り』に認定されました。拠点を地元広島に移し、再出発を誓った彼女たちは、広島、東京の二拠点で精力的に活動を続けました。西日本豪雨災害時にはチャリティライブを開催し、その収益を全額寄付するなど、社会貢献活動にも積極的に取り組んでいました。

メンバーの個性と活動

まなみのりさのメンバーは、まなみ、みのり、りさの3人。アクターズスクール広島出身で、Perfumeら著名な先輩アイドルの薫陶を受けた3人は、それぞれソロ活動でも活躍しました。まなみは振付師として、みのりは楽曲制作、りさはモデル活動など、それぞれの才能を開花させています。

11周年企画として行われた「まみりちゃれんじ」では、富士山登山、バンジージャンプ、お化け屋敷への挑戦など、彼女たちの挑戦心とエンターテイメント性を示す企画も話題になりました。

また、地元広島に密着した活動も積極的に行い、地元企業とのタイアップやCM出演を通して地域貢献にも力を注いでいました。

解散

2022年4月1日、2023年4月1日での解散を発表。地元広島でのラストライブは大盛況のうちに幕を閉じ、中野サンプラザでのラストライブをもって、16年間の活動に幕を閉じました。メンバーチェンジは一度もなく、3人の絆の深さを示す活動となりました。

まとめ

まなみのりさは、数々の困難を乗り越え、地元広島への愛と、アイドルとしての情熱を貫き通したグループでした。彼女たちの活動は、多くのファンに感動と勇気を与え、アイドル文化に大きな影響を与えたと言えるでしょう。16年間、お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。

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