ミスジ

ミスジ：希少な絶品牛肉

ミスジは、牛肉の中でも特に希少価値が高い部位の一つとして知られています。牛の肩甲骨の内側に位置する肩肉の一部であり、一頭の牛からわずか2～3kg程度しか取れません。サーロインよりも少ない量しか取れないため、その希少性が際立っています。

ミスジの由来と特徴

ミスジという名前は、この部位に入っている3枚の筋に由来すると言われています。肩肉は一般的に運動量が多いためやや硬いのですが、ミスジは肩肉の中でも運動量が少ない部分であり、赤身でありながらも肉質が非常に柔らかいのが特徴です。また、霜降りが入りやすい部位であり、赤身と脂身のバランスが絶妙です。

ミスジの味わい方

ミスジはその柔らかさを活かして、厚切りステーキとして味わうのがおすすめです。低温でじっくりと加熱することで、さらに柔らかくジューシーに仕上がります。また、薄切りにしてしゃぶしゃぶで食べるのも良いでしょう。口の中でとろけるような食感と、上品な脂の甘みが楽しめます。

海外での呼び名

ミスジは、海外でも様々な名前で呼ばれています。アメリカではトップブレード（top blade）と呼ばれ、ステーキとして人気があります。特に、ミスジを用いたステーキはフラットアイアンステーキ（Flat iron steak）という名で親しまれています。イギリスでは、断面が羽のように見えることからフェザー（Feather）と呼ばれることもあり、バトラーズステーキ（butlers' steak）やフェザーステーキ（feather steak）という名前でも提供されています。オーストラリアやニュージーランドでは、オイスターブレードステーキ（oyster blade steak）と呼ばれています。

まとめ

ミスジは、その希少性と独特の味わいから、多くの人々を魅了する牛肉の部位です。ステーキやしゃぶしゃぶなど、様々な調理法でその美味しさを堪能してみてください。特別な日のディナーや、ちょっと贅沢な食事に、ぜひミスジを選んでみてはいかがでしょうか。

食肉標準商品コード・海外名称対応表 - 食流機構

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