アンブロ

アンブロ（UMBRO）

アンブロは、イギリスを拠点とするサッカーおよびラグビー用品のブランドであり、ファンから支持されています。1924年にハロルド・C・ハンフリーズとウォーレス・ハンフリーズ兄弟が設立した「ハンフリーブラザーズ・カンパニー」がその起源であり、社名の一部から「アンブロ」というブランド名が誕生しました。初期からイギリス国内のサッカークラブやイングランド代表チーム向けのユニフォームの供給を行い、次第にその名声は世界中に広がりました。

ブランドの変遷

2007年、アンブロは世界的なスポーツ用品メーカーであるナイキに買収されましたが、その後の経済状況の変化により、ナイキは経営戦略を見直すことになります。2012年10月には、アメリカのイコニックス・ブランド・グループへ売却され、ブランドは新たな展開を迎えることとなりました。

日本市場での展開

日本においては、1998年にデサントがアンブロの商標使用権を取得し、多くのJリーグクラブにユニフォームを供給しています。また、日本フットボールリーグのスポンサーシップも行い、サッカー界での存在感を示しています。ナイキによる買収の際も、デサントとの関係性は継続されましたが、ナイキの売却に際し契約条件の大幅な見直しが行われ、一部クラブの契約が打ち切られる事態となりました。

現在の契約チーム

2024年4月現在、アンブロと契約しているサッカーチームは以下の通りです。

• - SC相模原（2024年）
• - ギラヴァンツ北九州（2024年）
• - Honda FC
• - ラインメール青森（2018年〜）
• - サントスFC
• - シャペコエンセ
• - フルミネンセFC
• - グレミオFBPA
• - スポルチ・レシフェ
• - ウェストハム・ユナイテッドFC
• - ブレントフォードFC
• - AFCボーンマス
• - ヴェルダー・ブレーメン
• - エルサルバドル代表
• - グアテマラ代表

過去には、柏レイソルやガンバ大阪、FC東京といった国内クラブチームとの契約も存在しました。

プレイヤーとの関係

アンブロは多くのプロ選手たちにも愛用されています。代表的な選手には、ガンバ大阪の遠藤保仁や、鹿島アントラーズの柴崎岳、サンフレッチェ広島の大橋祐紀、京都サンガF.C.の福岡慎平がいます。特に、2014 FIFAワールドカップでは、地元の桜島をテーマにしたユニフォームデザインが使用され話題となりました。また、日本の漫画『エリアの騎士』の主人公・逢沢駆と契約を結ぶなど、ブランドイメージの向上にも努めています。

結論

アンブロは、その豊富な歴史と多様な選手やクラブチームとの深い結びつきにより、今なおサッカーやラグビー用具の代表的なブランドとして愛されています。スポーツに向けた情熱は、これからも多くのファンに支えられ続けることでしょう。

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