イヌナキン

イヌナキン：泉佐野市をPRする力強いご当地キャラクター

イヌナキンは、2013年に大阪府泉佐野市が発表したイメージキャラクターです。犬鳴山の義犬伝説をモチーフにしており、全国のゆるキャラとは一線を画す、筋肉質で力強いイメージが特徴です。

誕生の背景

2012年11月、泉佐野市は犬鳴山や特産品をモチーフにしたキャラクターデザインを一般公募しました。444作品の中から、漫画家ユニット「ゆでたまご」がリライトした3つの作品がイヌナキンの原型となり、2013年2月1日に公式発表されました。ゆでたまごの嶋田隆司は、「ゆるキャラの風潮は好きではない。『キン肉マン』に出てくるような力強いキャラクターで、みんなを勇気づけたい」と語っています。

活動内容

イヌナキンは、泉佐野市応援サポーターの地域活性化アイドルユニット「べじっ娘」と共に、地元のイベントだけでなく全国各地で泉佐野市のPR活動を行っています。2014年からは、『LOVE IZUMISANO PROJECT』として、泉佐野市の物産を扱うキッチンカーで各地のイベントに出店しています。また、敵と戦うショーやプロモーション動画の配信も行っています。

当初は市職員がイヌナキンを演じていましたが、2013年秋からはシティプロモーション事業で養成された専門のアクターが担当しています。着ぐるみは、市のPRや市産品の推進、観光促進を目的とする場合に限り、一般への無料レンタルも行われています。

キャラクター設定

イヌナキンは、犬鳴山の義犬伝説の主人公の末裔という設定です。超自然的な力を得るために犬鳴山で修行しており、筋骨隆々の体型に犬の字をデザインした仮面とマントを身に着け、錫杖を持っています。温泉好きで、常に腰に泉州タオルを巻いているのが特徴です。

普段は犬鳴山温泉で働きながら修行し、泉佐野市を悪の帝国にしようとする悪のヘビ軍団と戦っています。口癖は「一生犬鳴（イッショウケンメイ）」で、泉佐野市のためなら全国どこへでもPRに出かけます。好物は水なす、タマネギ、キャベツ、ガッチョの唐揚など、泉佐野市の特産品です。弱点は、温泉があると入りたがること。誕生日は2月1日です。

ゆるキャラグランプリの成績

イヌナキンは、ゆるキャラグランプリにも積極的に参加しています。

2013年：総合201位
2014年：総合95位
2015年：総合128位
2016年：総合104位
2017年：総合38位
2018年：総合4位
* 2019年：総合2位

2019年には、ついに総合2位を獲得するほどの人気を集めました。

派生キャラクター

イヌナキンには、「ゆるナキン」という仲間も存在します。これは、イヌナキンが分身の術の修行に失敗して生まれたキャラクターです。

まとめ

イヌナキンは、泉佐野市の魅力を発信する、力強くユニークなご当地キャラクターです。その活躍から目が離せません。

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