ウルトラマンランド

ウルトラマンランドについて

ウルトラマンランドは、円谷プロダクションが開発し運営していたテーマパークで、人気テレビシリーズ『ウルトラシリーズ』をテーマにしていました。この施設は、1996年3月に熊本県荒尾市に開設され、合計8,000平方メートルの広さを持っていました。サポートを受けたグリーンランドリゾートとの提携により、周辺の宿泊施設とも効果的に連携して展開されました。

歴史の背景

ウルトラマンランドは、円谷プロダクションが『ウルトラマンフェスティバル』の成功を受けて、新たな収益源としてテーマパーク事業に踏み切った結果誕生しました。開園の初年度には約2億円の投資額を速やかに回収し、大きな利益を上げましたが、後に入場者数が大幅に減少し、3年目からは赤字状態となりました。

当初、年間の入場者数目標は40万人から50万人でしたが、2013年頃にはその数字が約10万人にまで落ち込んでしまったのです。特に2011年度は、9万3千人にまで減少しました。このような経営不振に加え、不透明な経理も指摘され、最終的には2013年9月1日に新たなイベント展開を理由に閉園されることになりました。併設されていたホテルヴェルデも、ウルトラマンルームの廃止と共に新たなテーマとして仮面ライダーに変更されることが発表されました。ウルトラマンランドの敷地はグリーンランドリゾートに返還される予定となりました。

施設の内容

ウルトラマンランド内には、様々な魅力的な施設がありました。まず、ウルトラライブステージでは、ヒーローショーやミニイベント、さらにファンとの握手撮影会などが行われており、多くの来場者に人気を博していました。

また、ウルトラGOランドは、ウルトラ戦士の形をしたメリーゴーランドで、子供たちに特に人気でした。ウルキャラッカーでは、ウルトラ戦士の形をしたバッテリーカーに乗ることができ、現実とは一味違った遊びを体験しました。

そのほかにも、ジオラマ探検シューティングライドの「ウルトラ☆ツアーズ」や、ウルトラ戦士をモチーフにしたオリジナルメニューを提供する「ウルトラ・デ・レストラン」など、魅力的なアトラクションが多数存在しました。

さらには、ウルトラシリーズの撮影で使用された劇用車の展示や、オフィシャルショップ「ウルトラマンワールドM78」もあり、ファンにとっては楽しみながら撮影秘話に触れることができる貴重な空間でした。

基本情報

ウルトラマンランドは熊本県荒尾市本井手1574に位置し、入園料は大人と子供（2歳以下は無料）が800円という手頃な価格でした。また、団体割引や年間パスポートも用意されていました。営業日としては、水曜と木曜日が定休日となっており、祝日や学校の休み期間中は開館していました。

アクセス方法

アクセスの利便性も考慮されており、自家用車で訪れる場合は、九州自動車道の南関インターチェンジから約25分で到着します。また、有料駐車場も完備されていました。公共交通を利用する場合、JR九州の大牟田駅から「グリーンランド」行きのバスが約25分、あるいはタクシーを利用することで約15分でアクセスできました。

ウルトラマンランドは、ウルトラシリーズの魅力を体験できる独自のテーマパークとして、多くの人々に愛された模様が伺えます。

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