ウルトラ出光人(ウルトラいでみつじん)
ウルトラ出光人は、
円谷プロダクションと
出光興産がタッグを組んで生まれた特撮キャラクターで、
2007年1月よりテレビCMに登場しています。また、公式サイトでは同年1月から3月にかけて
ウェブコミックが全5話(プロローグ含む6話)連載されました。
概要
ウルトラ出光人は、
ウルトラマンシリーズの中で特に注目されるキャラクターで、前作『
ウルトラマンゼアス』から10年ぶりの出光とのコラボレーションによる第2弾です。キャラクターたちは、安心を提供する「
ウルトラマンHotto」、活力を与える「
ウルトラマンMotto」、そして満足感をもたらす「
ウルトラマンKitto」の3人で構成されています。彼らはすべてZ95星雲「ピカリの国」出身で、それぞれの名前は出光のキャッチフレーズ「ほっと安心、もっと活力、きっと満足。」からインスパイアを受けています。
デザイン面では、杉浦千里が亡くなった後、丸山浩が担当し、初代ゼアスのデザインを基にしたマスクが作られています。造形面では、初代マンやティガの要素を取り入れつつ、出光マークが入ったヘルメットが用意されました。
設定
ウルトラマンHottoは出光のサービスステーションを中心に活動し、人々に安心感を与える「ホット光線」を駆使します。
ウェブコミック最終回では3人のウルトラ出光人が協力し、「マジックトップ・スイング」を使って街を守ります。デザインは初代マンのスタイルを元にしています。
ウルトラマンMottoは
出光興産中央研究所などで活動し、彼の得意技は活力を与える「モット光線」です。
ウェブコミックでは全話に登場し、初回では「ボトキラー・シャワー」を開発、次の話では「アダマンテート・アターック」を生み出しています。デザインは胸部に「M」のマークを持っています。
ウルトラマンKittoは特定の活動場所を持たず、周囲に光をもたらす「キット光線」を使います。彼はMottoと協力して新技術「有機ELフラッシュ」を開発したり、活動の幅を広げています。彼のデザインには胸部に「K」のマークがあります。
ウルトラ出光人は、さまざまなCMを通じて登場し、製品編、アグリバイオ編、風力発電編などでその姿を見かけることができました。また、
ウェブコミックでは、様々な怪獣や宇宙人と戦い、多くの発明や技術開発を行っています。
特に印象深いストーリーには、堕ちた果実との戦いや、消滅10秒前のシナリオ、暗黒列島を舞台にした強敵との邂逅などが含まれており、ウルトラ出光人がどのように人類を救うのか、毎回続きが気になる内容が展開されています。
参考文献
ウルトラ出光人についての詳細な情報を得るためには、大石真司や江口水基らが著した書籍や、公式のウェブサイトを参照することが推奨されます。これらの資料はキャラクターやストーリーの背景を深く理解する手助けとなるでしょう。