エルドランシリーズ

エルドランシリーズについて

エルドランシリーズとは、1991年から1994年にかけてバンダイの子会社であるサンライズが制作したロボットアニメの三部作を指します。このシリーズでは、光の戦士「エルドラン」が地球を守るために奮闘する物語が描かれています。シリーズ全体には、主人公たちとエルドランがタッグを組むというテーマが貫かれており、視聴者に感動を届けました。

概要

エルドランシリーズの基本的なストーリーは共通しています。地球を守護していたエルドランは巨悪によって直接戦うことができなくなり、事情を知る地元の小学生たちにスーパーロボットを託します。彼らはこのロボットを使い、地球の平和を脅かす侵略者と戦うという物語構成です。このシリーズでは、エルドラン、防衛隊の武田長官、ニュースキャスターの大宮恵津子が共通して登場しますが、異なる作品の主人公たちが共演するのは『元気爆発ガンバルガー』の第17話が唯一となっています。

エルドランシリーズでは登場するロボットのデザインにも特徴があり、動物や恐竜がモチーフになっています。合体後の主役ロボットは大きな翼を持つ鳥のような形状が特徴で、人型ロボットは分離状態ではマスクをかぶった顔立ちで、合体時にその口元が露出します。

この作品の最大の特徴は、クラスメイトの小学生たちが団結してエルドランから受け継いだロボットで戦う点であり、彼らの日常と戦闘が絡み合って描かれています。また、名乗りのシーンを敵を倒した後に行うアプローチも、エルドランシリーズ独自のスタイルです。

スポンサーとその後

このシリーズのスポンサーには玩具メーカーのトミー（現在のタカラトミー）と、菓子メーカーのカバヤ食品が含まれており、カバヤ食品は他の勇者シリーズともスポンサー関係にあります。エルドランシリーズは『熱血最強ゴウザウラー』でテレビアニメとしての放送を終了しましたが、2000年にはファンの要望に応えて世界観を引き継ぐ作品『完全勝利ダイテイオー』が登場しました。この新作は、テレビアニメとしての制作は行われず、電撃ホビーマガジンに連載されました。

2001年には、全作品がGBカラーソフト『ブレイブサーガ 新章 アスタリア』にて初参戦を果たし、続いて2004年には『絶対無敵ライジンオー』が『スーパーロボット大戦GC』に登場します。2009年の『スーパーロボット大戦NEO』では、全作品がスーパーロボット大戦シリーズに参戦することになります。EPシリーズにおいて、二作目『元気爆発ガンバルガー』では『絶対無敵ライジンオー』のキャラクターも登場し、その後も別の作品で繋がりを見せています。

作品一覧

テレビアニメ作品

• - 絶対無敵ライジンオー（1991年4月3日 - 1992年3月25日・全51話）
• - 元気爆発ガンバルガー（1992年4月1日 - 1993年2月24日・全47話）
• - 熱血最強ゴウザウラー（1993年3月3日 - 1994年2月23日・全51話）

雑誌・Web作品

• - 完全勝利ダイテイオー（連載：2000年8月号から2002年6月号）

結論

エルドランシリーズは、その独自のストーリー展開と個性的なロボットデザインで多くのファンを魅了し、バンダイのロボットアニメの一つとして根強い人気を誇っています。時代を超えて受け入れられ続けるその魅力は、今後も新たなファン層を広げることでしょう。

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