おやじ

海援隊「おやじ」

日本のフォークバンド、海援隊が1979年に発表したシングル「おやじ」は、彼らのメジャー2作目（通算7作目）にあたります。この楽曲は、アルバム『心をこめて回天篇』からの先行シングルとしてリリースされました。

概要

前作「漂泊浪漫」から約11ヶ月ぶりのリリースとなった「おやじ」は、海援隊の新たな一面を見せる楽曲として注目されました。アルバムに先駆けてシングルカットされたことで、ファンの期待感も高まりました。

収録曲

1. おやじ [4:37]
作詞：武田鉄矢
作曲：千葉和臣
編曲：チト河内
伴奏：トランザム
この楽曲は、病院に入院している父親に対して、息子が語りかけるというコンセプトで制作されました。歌詞には、父親への深い愛情と感謝の気持ちが込められており、聴く人の心を揺さぶります。武田鉄矢による情感豊かな歌詞と、千葉和臣による心に響くメロディーが組み合わさり、多くの人々の共感を呼びました。チト河内の編曲とトランザムの伴奏が、楽曲の雰囲気をさらに引き立てています。

2. 春日原へ [3:38]
作詞：武田鉄矢、中牟田俊男
作曲：中牟田俊男
* 編曲：EDISON
タイトルの読みは「かすがばるへ」で、福岡県春日市の地名に由来しています。この楽曲は、中牟田俊男がリードボーカルを務めており、彼独特の歌声が曲の魅力を引き出しています。武田鉄矢と中牟田俊男の共作による歌詞は、故郷への思いや、過ぎ去った日々への郷愁を感じさせます。EDISONによる編曲が、曲に軽快なリズムと彩りを加えています。

「おやじ」は、海援隊の代表曲の一つとして、現在でも多くのファンに愛され続けています。親子の絆をテーマにした普遍的な歌詞は、時代を超えて人々の心に響き、聴くたびに新たな感動を与えてくれます。また、「春日原へ」は、海援隊の音楽性の幅広さを示す楽曲として、ファンから高い評価を受けています。

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