オークラ出版

株式会社オークラ出版について

株式会社オークラ出版（オークラしゅっぱん）は、1975年に桜桃書房から独立した日本の出版社です。東京の目黒区に本社を構えるオークラ出版は、フィクションからノンフィクションまで多岐にわたる書籍を発行しており、特に海外のロマンスやミステリー作品の翻訳に強みを持っています。

設立と沿革

オークラ出版のルーツは、1981年に設立された有限会社オークランドにさかのぼります。1990年には、このオークランドが編集プロダクションとして株式会社オークラ出版を設立しました。1995年から出版活動を開始し、同年12月には本社を千代田区に移転。その後、2003年に再び目黒区へ移転しました。2004年には、桜桃書房を吸収合併し、より多様なジャンルの書籍を展開する基盤が整いました。

2009年には、出版事業部門をオークランドへ承継し、社名変更を行いました。そして、2013年には創業者である長嶋正博が急逝することとなり、妻のうつぎが後を継ぎました。現在、オークラ出版は、アートや写真集などの新しい分野にも挑戦し続けています。

出版物のラインナップ

オークラ出版では、以下のような多彩なジャンルの雑誌を刊行しています。

• - BUHI: フレンチブルドッグに特化した専門誌。
• - 韓流Scandal: 韓流ブームを追う専門雑誌。

デジタルコミックにも力を入れており、enigmaというボーイズラブに特化したコミック誌を発行しています。他にも、過去に多くの人気雑誌を刊行しており、「小説アイス」や「コミックAQUA」といったボーイズラブ関連の雑誌も手掛けていました。

さらに、書籍については、以下のようなレーベルを展開しています。

• - プリズム文庫: ボーイズラブ小説のレーベル。
• - マグノリアロマンス: 海外ロマンス小説の翻訳。
• - マグノリアブックス: 海外ミステリー小説の翻訳。

オークラ出版は、特にボーイズラブやティーンズラブなど、若者向けのジャンルに注力しており、アクアコミックスやミンティコミックスなど、さまざまなレーベルを展開しています。

まとめ

株式会社オークラ出版は、長い歴史の中で多様な書籍を発行し続け、多くの読者に愛されてきました。今後も新しいジャンルにチャレンジし、さらなる発展を遂げることが期待されています。特に海外作品の翻訳に特化している点は、他の出版社にはないユニークな特徴です。オークラ出版は、今後も多くの魅力的なコンテンツを提供し続けることでしょう。

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