オープンソースカンファレンス

オープンソースカンファレンス（OSC）

オープンソースカンファレンス（OSC）は、2004年から日本全国で開催されているイベントで、オープンソースに関する最新の技術や成果を紹介することを目的としています。このイベントでは、さまざまなオープンソース関連のコミュニティ、企業、団体が集まり、参加者との情報交換やセミナーを活発に行います。

スローガンと目的

OSCのスローガンは「オープンソースの「今」を伝える」であり、参加者に最新の情報を提供し、オープンソースのさらなる普及を図っています。入場料や参加料は無料で、運営費用は後援や協賛を担当する企業や団体の寄付によって支えられています。このようにして、オープンソースに興味を持つ人々に対して、ハードルの低い場を提供しています。

初開催と成長

最初のOSCは2004年9月4日に東京都新宿区の日本電子専門学校で開催されました。発起人である宮原徹氏は、オープンソースコミュニティの促進を目指し、全国各地でのセミナー活動を通じて情報発信と交流の場が求められていることを実感しました。また、過去に行われていた「オープンソースまつり」が開催されなくなるなどの背景もありまして、OSCの立ち上げに至りました。

その後、OSCは毎年のように開催数、会場数、来場者数を増加させ、ここまで成長してきました。このような成長は、多くの参加者の支持や、参加コミュニティの活発な活動に支えられています。

参加コミュニティへの考え

しかし、宮原氏はOSCの成長に伴い、一部のコミュニティがOSCを発表の場としてのみ考え、その場の経験やノウハウを他の活動に活かさないことを懸念しています。彼の理想は、OSCを単なる発表の場とするのではなく、そこで得た知識を活かして独自の勉強会やカンファレンスなどへと広げ、オープンソースコミュニティ全体が成長することです。これによりOSCは参加者がスキルを磨くための有意義な環境として機能することが期待されています。

公式情報

より詳しい情報は公式ウェブサイトやオープンソースカンファレンスの公式SNSアカウントを通じて得ることができます。オープンソースの「今」を体感するために、ぜひ次回のOSCに参加してみてはいかがでしょうか。

もう一度検索