カクヨム

カクヨムについて

カクヨムは、KADOKAWAと株式会社はてなが共同で開発した小説投稿サイトで、作者と読者をつなぐプラットフォームです。ユーザーは、作品をウェブ上で無料で公開することができ、登録した作家は特定の条件の下で作品を発表し、他の作家や読者と交流を図ることが可能です。このサービスは、「書く」と「読む」という行為を結びつけることをコンセプトにしています。

特徴

カクヨムのユニークな点は、KADOKAWAの運営によるものであり、同社から出版されている一部ライトノベルの二次創作作品の投稿が可能であることです。つまり、公式な連載作品が存在し、追加分も提供されています。また、カクヨムは旧富士見書房のオンライン[[小説]]サイト「ファンタジアBeyond」を統合しているため、様々な作品にアクセスすることができます。

カクヨムでは、新人作家を発掘する取り組みとして、自社レーベルによる文学賞も定期的に開催中です。これにより、次世代の才能を掘り起こす機会が設けられており、創作活動を促進しています。

ただし、他の投稿サイトと同様に、作者のモチベーションが長期的に保たれない場合があるとの指摘もあります。特に、作品が未完のまま放置されること（「エタる」と呼ばれます）がある点が挙げられます。「小説家になろう」と違い、こちらでは「未完です」という注意表記は行われていません。

表現の自由

性的描写についての規制は「なろう」と比べて緩やかであり、セルフレイティングの制度を導入しています。事前に警告を表示し、「性的描写あり」というタグを付けることで、一定の表現が許可されます。この他、残酷表現や暴力描写についても同様のタグが存在し、作者に一定の自由を与えています。

歴史

2015年

• - 10月7日: ティザーサイトをオープン。
• - 11月18日: サイト名称が「カクヨム」に決定。
• - 12月25日: プレオープン。投稿受付と「第1回カクヨムWeb小説コンテスト」の応募が開始。

2016年

• - 2月29日: 正式オープン。
• - 3月15日: アプリ版のリリース。
• - 6月20日: Webラジオ「カクヨム放送局」発表。

以降の発展

2017年以降も、カクヨムは様々なイベントやサービスを展開しており、定期的に新しいコンテストを開催しています。また、ユーザーからのフィードバックを受け、サイト機能の改善が行われています。

主な機能

カクヨムで提供される機能には、作品の投稿、レビュー、評価、活動報告の投稿、公式コンテストへの応募、ユーザー同士の自主企画への参加などがあります。これらを通じて、作家は自身の作品を広く知ってもらい、読者とのつながりを強化することができます。

このように、カクヨムは創作活動を支援するための多くの機能を搭載しており、ユーザーが自由に表現できる場を提供しています。今後も、より多くの作家と読者が集まり、活気あるコミュニティが形成されていくことが期待されています。

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