カップメシ

日清食品 カップメシシリーズ：手軽さと多様な味わいが魅力のインスタント米飯

日清食品が展開するカップメシシリーズは、熱湯を注いで数分待つだけで食べられる手軽なインスタント米飯として人気を博しています。その歴史は、2013年9月2日に発売された「日清カップカレーライス」に遡ります。当初は電子レンジでの加熱調理が必要でしたが、2016年のリニューアルで湯かけ方式を採用したことで、年間売上高が2倍に増加。この方式が現在も採用されています。

「日清カップカレーライス」は、2014年2月28日に日本食糧新聞社「第32回食品ヒット大賞」で優秀ヒット賞を受賞するなど高い評価を得ましたが、商品名にカレーライスと記載されていることに対するクレームを受け、2014年4月には「カレーメシ」へと商品名を変更、リニューアルされました。

「カレーメシ」の大ヒットを受け、日清食品はカレー味以外の商品もカップメシシリーズとして展開し始めました。現在では、カレーメシ、ハヤシメシ、キーマカレーメシなど、多様な味わいが楽しめます。商品の特徴は、シンプルながらも満足度の高い味覚と、手軽な調理方法です。

シリーズの売り上げを伸ばす要因の一つとして、遊び心のある商品開発とマーケティング戦略が挙げられます。例えば、「AIが考えたカレーメシ」や「カップヌードル カレー味のカレーメシ」といったユニークな商品を発売したほか、2020年には「どうでもいい」、「とにかくかっこいいCMを作りたかった」というコンセプトのテレビCM「汁無野郎篇」を放映し話題を集めました。

さらに、『アイドルマスター シンデレラガールズ』や『ホロライブ』、『ゾンビランドサガ』など、人気アニメやゲームとのコラボレーションCMも制作。幅広い層に訴求する戦略をとっています。

カップメシシリーズには、定番のカレーメシに加え、ハヤシメシ、キーマカレーメシ、バターチキンカレーメシなど、様々なバリエーションが存在します。また、「58％カレーメシ」のように、従来品より内容量を減らし、おにぎり1個分の米を入れた商品も販売されています。有名レストランとのコラボ商品も展開されており、多様なニーズに対応した商品ラインナップが特徴です。

その他、カップヌードルやチキンラーメンをベースにした「ぶっこみ飯」シリーズ、エスニック風の味わいの「ウマーメシ」シリーズ、スープごはんが楽しめる「オシャーメシ」シリーズなども展開。コンビニエンスストア限定商品や、他社とのコラボ商品も多数存在します。

カップメシシリーズは、その手軽さと多様なラインナップで、忙しい現代人の食生活を支える存在となっています。今後も、新たな味やコラボレーションによる商品展開が期待されます。

主要商品一覧

カレーメシ
ハヤシメシ
キーマカレーメシ
バターチキンカレーメシ
スパイスカレーメシ
ぶっこみ飯シリーズ
ウマーメシシリーズ
オシャーメシシリーズ
* 有名店コラボ商品など

テレビCM

カップメシシリーズのCMは、その遊び心のある演出や個性的な出演者によって注目を集めています。北野武氏が出演したCMや、アニメキャラクターとのコラボレーションCMなど、様々なCMが制作・放送されています。過去には、いか八朗氏が出演したCMも話題となりました。

カップメシシリーズは、手軽さと多様な味わいを両立させた、人気のインスタント米飯です。今後も、新たな商品開発やマーケティング戦略によって、その人気を維持・拡大していくと予想されます。

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