カモンレッツゴー

『カモンレッツゴー』は、1985年10月から1986年3月にかけて、新潟放送（BSNラジオ）および北海道放送（HBCラジオ）で放送されていたバラエティ番組です。この番組の特徴は、嘉門タツオ（旧名・嘉門達夫）がパーソナリティとして登場し、リスナーから寄せられたはがきと自由なトークを通じて展開されるスタイルでした。

放送は新潟放送では毎週土曜日の19:20から20:00まで、北海道放送では21:00から21:30まで行われていました。番組の初期には「替え歌選手権」というコーナーが設けられていましたが、リスナーからのネタはがきが予想ほど集まらず、うまく機能することができずに早期に終了してしまいました。これにより、その後は他のコーナーやフリートークが中心となっていきました。

一つのエピソードとして、嘉門タツオのデビュー曲である「寿限無 No.1!」が、この番組で流れたことがあります。実際、彼の楽曲が放送されることは多く、リスナーからも非常に人気がありました。さらに興味深い点は、番組のディレクターが河合奈保子の「幸せにハミング」でもディレクターを務めていたことです。このように、放送業界内の繋がりがしばしば話題に上ることもあり、リスナーは多角的なエンターテインメントを楽しむことができました。

また、当時、嘉門は『MBSヤングタウン』で河合奈保子とパートナーを組んでおり、何度か双方の番組の話題が繋がることもありました。このような交流は、リスナーにとって特別な体験を提供し、親しみやすい雰囲気を醸し出していたのではないかと考えられます。

『カモンレッツゴー』は短い放送期間ではありましたが、嘉門タツオのユーモアとリスナーとの一体感を大切にしたスタイルは、現在も多くのファンに記憶され、愛され続けていることがうかがえます。当時のラジオの楽しさと自由なトークの魅力が詰まった貴重な番組だったといえるでしょう。

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