カララ

カララ（ケロロ軍曹）の詳細解説

カララは、吉崎観音氏による漫画作品『ケロロ軍曹』、およびその関連アニメ作品に登場する、愛らしいキャラクターです。アニメ版では野田順子さんが声優を務めています。

人物像

カララは黄緑色の体色をしており、帽子と腹部には禁止マークが描かれています。帽子の先端が尖っているのも特徴的です。

原作とアニメの設定の違い

カララは、連載雑誌『少年エース』で初登場後、すぐにアニメ版にも登場しました。しかし、アニメ版では独自の設定が多数追加されたため、原作を知らない視聴者からは「アニメオリジナルのキャラクター」と認識されることも少なくありません（同様の例としてチロロも挙げられます）。

原作での設定

原作では、第90話に登場します。ケロン軍幼年訓練所に所属する、いたずら好きな子供という設定で、一人称は「オイラ」です。ガルル小隊のタルル上等兵の後輩という関係性です。

アニメでの設定

アニメ版では、一般のケロン人の少女であり、ケロン軍には所属していません。当初は、ケロン星では有名なはずのケロロ小隊を知りませんでした。一人称は「ワイ」または「うち」で、大阪（関西）弁を話します。

性格

カララは惚れっぽく、誰にでも良い顔をする八方美人な性格です。そのキュートさはタママに匹敵するとも言われています。登場するたびにケロロ小隊の誰かに一目惚れし、以前好きだった相手への気持ちを忘れてしまうのが特徴です。

家族

彼女の父親は、ケロン星の大企業「ドババ・インダストリー」の社長であるドババです（第94話）。3度目から4度目の登場までは、ケロロから「カララお嬢様」と呼ばれていました。

タルルとの関係

タルルとは幼馴染という設定です。

初登場

初登場は第65話Bパートで、父親であるドババ（この時点では名前は明かされず）の軽機動メカを勝手に動かした結果、それが暴走して地球に到着。「ケロロ小隊に入隊しに来た」という名目でケロロ小隊（主にタママ）と接触します。この時、タママに言われて初めてケロロ小隊を知ります。

騒動

この時、カララはケロロが所有するゲロロ艦長のビデオやギロロの銃（相棒と呼んでいたことから、彼にとって非常に大切なものだったと思われます）、クルルの新発明品「ギンギンドロドロ銃」のデータを壊してしまいます。その結果、クルルの「お仕置き用迷路」でお仕置きを受けることになります。迷路から脱出する際には、タママが協力してくれました。そして、タママ→クルル→ドロロ→ギロロ→ケロロの順に恋心を抱いていきました。

現在

第296話Bパートで、カララからタママ宛の年賀状の中で、タママに良い婿候補がいないか尋ねていることから、現時点では特に気になる相手はいないようです。

原作との関連

3度目の登場である第94話は、原作におけるカララの初登場話である第90話に対応していますが、タルルの代わりにチロロが登場し、タルルは2人を迎えに来る役で登場します。

夢の中にも

第135話Bパートでは、ケロロの夢の中にも登場しています。

カララは、その愛らしい外見とコミカルな性格で、ケロロ軍曹の世界をさらに魅力的に彩るキャラクターと言えるでしょう。

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