キャスパー・ルード

キャスパー・ルード (Casper Ruud)

基本情報

キャスパー・ルードは、1998年12月22日生まれで、ノルウェーのオスロ出身の男子プロテニス選手です。彼はATPランキングでシングルス2位を記録し、ダブルスでは133位です。身長は183cm、体重は77kgで、右利きの選手です。バックハンドは両手打ちで行います。

生い立ち

ルードは、元プロテニス選手クリスティアン・ルードの息子として生まれ、早くから父の指導を受けてテニスを始めました。兄妹が二人おり、ノルウェーのバールムで育ち、ラファエル・ナダルに影響を受けながら成長しました。

選手経歴

ジュニア時代

ルードは、ジュニア世界ランキングで1位を達成した実績があります。父の影響もあり、テニスにおいて明確な目標を持ち続けました。

2017年：ATPマスターズ初出場

2017年にはリオ・オープンでATPツアー初のベスト4入りを果たし、ランキングが133位まで上昇しました。同年、マイアミ・オープンではワイルドカードでATPマスターズ1000に初出場しました。

2018年：グランドスラム初出場

2018年全豪オープンでグランドスラム初の試合に臨みましたが、2回戦で敗れました。シーズン終了時には年末ランキングを112位で迎えました。

2020年：ツアー初優勝

2020年にはアルゼンチン・オープンでツアー初の優勝を遂げ、これがノルウェー選手としての歴史的な勝利となりました。新型コロナウイルスの影響でツアーは中断されましたが、再開後も安定した成績を残しました。

2021年：6勝目と世界8位

2021年シーズンでは、スウェーデン・オープンやスイス・オープンでの連続優勝を達成し、自己最高のATPランキングで12位を記録しました。全米オープンでは準決勝進出を果たし、年間最終ランキングで8位を記録しました。

2022年：全仏・全米準優勝

2022年には全仏オープンと全米オープンで準優勝を果たし、ATPランキングで遂に2位に輝きました。両大会でのパフォーマンスは彼の実力を証明しました。

2023年：再び全仏準優勝

2023年も充実した年となり、全仏オープンで再び準優勝を記録しました。彼は名だたる選手たちとの対戦においても強さを示しました。特に決勝戦ではノバク・ジョコビッチとの戦いが印象的でした。

2024年：マスターズ準優勝

2024年のシーズンはユナイテッドカップに出場し、チームを牽引しました。また、モンテカルロ・マスターズでは準優勝を果たし、更なる成長を遂げています。

主要成績

ルードはこれまでにグランドスラムの決勝で3度、ATPファイナルズで1度の準優勝を経験しています。ATPマスターズ1000でも2度の準優勝を果たし、ツアー決勝では23回出場し、12勝11敗の成績を収めています。

キャスパー・ルードはその成績だけでなく、技術やプレースタイルでも多くのファンを魅了し続けており、今後の彼の活躍がますます期待されます。

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