キャッチアップ

『キャッチアップ』の詳細

『キャッチアップ』は、TBSおよび静岡放送（SBS）で1980年代中期から1993年3月まで放送されていた情報番組です。この番組は毎週月曜から金曜の深夜に放送され、東京を中心とした様々な街や注目の人物、物事を取り上げていました。

この番組では、毎回異なるコンセプトに沿って取材が行われ、特に「Catcher」と呼ばれる女性リポーターたちが注目のスポットや人々をテンポよく紹介していきました。この「Catcher」たちは、多くが駆け出しのモデルや女優であり、番組出演がきっかけでその後のキャリアを築くことができた者も多くいます。特に、森口博子はその中でも注目される存在でした。

『キャッチアップ』は当初、講談社の『HotDogPRESS』のテレビ版としてスタートし、番組内では「協力：HotDogPRESS」のクレジットが表示されることもありました。この形式は、誌面での番組紹介の時期と連動していました。

さらに、番組全体は丸井の単独提供により運営されていたため、毎回「丸井からのインフォメーション」という部分が挿入され、CMとは別にお知らせが行われていました。これは視聴者にとって、当時の丸井の広告戦略の一環として機能していたのです。

出演者について

番組には多数のリポーターが出演していました。

• - 上沢由紀
• - 萩原祥加
• - 松本まみ
• - 森口博子
• - 友田まみこ
• - ソフィー甘利
• - 浩野はるい
• - 長田江身子
• - 岩間沙織
• - 比嘉ひとみ
• - 増田守人
• - 宇徳敬子
• - 中川雅世

さらに男性リポーターについては「Catcher Homme（キャッチャー・オム）」という名称で呼ばれることもありました。また、番組中では「丸井インフォメーション」を担当した以下の女性たちが、視聴者に向けてさまざまな情報を提供していました。

• - 守口文子
• - 太田幸子
• - 加藤由美
• - 森川さくら

放送時間

『キャッチアップ』は、毎週月曜から木曜の24:30から24:40、金曜は24:35から24:45までの時間帯に放送されていました。これらの時間は、視聴者にとっての深夜の情報源として重要な役割を果たしていました。

ネット局

この番組は、関東を中心に放送されていましたが、1988年から静岡県でもネットが開始されました。当時、丸井が4つの店舗を展開していたことも影響しています。

終了後の展開

『キャッチアップ』の放送が終了した後、TBSでは「丸井一社提供枠」の時間が早まり、平日22:54から6分間の『スポーツホットライン』という新たな番組がスタートしました。また、同じ時間帯にネットしていた静岡放送でも、番組の終了をもって丸井の提供枠が消滅しました。これによって、番組の終焉が持つ二重の影響が見られたと言えるでしょう。

『キャッチアップ』は、視聴者にとって身近な情報を提供するだけでなく、出演者たちにとってのキャリア形成の場ともなっていました。番組が残した影響は、その後のテレビ番組のスタイルやコンテンツに大きく寄与したといえます。

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