キャンディ・ハウス

thee michelle gun elephant、2ndシングル「キャンディ・ハウス」

1996年8月1日、日本コロムビアより、thee michelle gun elephantの2枚目のシングル「キャンディ・ハウス」(Candy House)がリリースされました。前作アルバムから約5ヶ月ぶりとなる本作は、バンドにとって初のマキシシングルとして発表されました。

このシングルから大きな変化として、アナログ盤が同時発売されるようになったことが挙げられます。CDとアナログ盤では収録内容が異なっており、コレクターにとって魅力的なポイントとなっています。CDには「キャンディ・ハウス」に加え、「オートマチック(トランジスタ・バージョン)」、「スイミング・ラジオ(Live)」、「ステッピン・ストーン(Live)」の計4曲が収録されています。一方アナログ盤には、「キャンディ・ハウス」と「オートマチック(blue hawaii version)」の2曲が収録されています。

中でも注目すべきは、初回限定盤の仕様です。通常のジャケットとは異なる、架空のジャケット写真『涙のキャンディ★ハウス』が付属していました。この特別なジャケットは、多くのファンを魅了し、現在ではプレミア価格で取引されているケースも見られます。

収録曲について、詳細を見ていきましょう。

CD

キャンディ・ハウス (Candy House): タイトル曲であり、NHK-FM『ミュージック・スクエア』のオープニングテーマに起用されました。疾走感とキャッチーなメロディーが印象的な楽曲です。
オートマチック (トランジスタ・バージョン) (Automatic (Transista Version)): 歌詞は「automatic」のみで、ほぼインストゥルメンタルに近い楽曲です。独特の雰囲気を持つこの曲は、後に3rdシングル「リリィ」のカップリングとして収録された「オートマチック(super Karaoke)」とは異なるバージョンとなっています。
スイミング・ラジオ (Live) (Swimming Radio (Live)): ライブ音源で収録されています。この楽曲のデモバージョンは『THEE MICHELLE GUN ELEPHANT GRATEFUL TRIAD YEARS』のDisc 3のrare tracksに収録されています。
ステッピン・ストーン (Live) (Steppin' Stone (Live)): モンキーズの楽曲「(I'm Not Your) Steppin' Stone」のカバーです。ライブでの熱気あふれる演奏がそのまま収録されています。

全楽曲の作詞はチバユウスケ、作曲・編曲はthee michelle gun elephantが担当しています。

アナログ盤

アナログ盤には、「キャンディ・ハウス」と「オートマチック(blue hawaii version)」が収録されています。「オートマチック(blue hawaii version)」はCDには収録されていない、アナログ盤限定の貴重な音源です。

「キャンディ・ハウス」は、バンドの代表曲の一つとして現在も高い人気を誇り、その後の活動に大きな影響を与えた重要なシングルとなりました。CDとアナログ盤、そして初回限定盤の違いを比較検討するのも、このシングルを楽しむ上での大きな魅力と言えるでしょう。

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