ゲームジャーナル

ゲームジャーナルについて

ゲームジャーナルは、シミュレーションジャーナルが発行するウォーゲーム専門の雑誌です。この雑誌は主にアナログゲームのウォーゲームをテーマにしており、毎号には特別な付録が付くのが特徴です。付録には打ち抜きカウンターシートや紙製のマップが同梱されており、実際にゲームを楽しむことができるようになっています。創刊当初は同人誌としてスタートしましたが、その後商業誌に移行し、現在では多くの読者に支持されています。

発売と価格

2019年の時点で、ゲームジャーナルは毎年3月、6月、9月、12月の1日前後に定期的に発行されており、価格は付録ゲームを含めて本体3,600円（税込3,880円）となっています。これにより、読者は最新のウォーゲーム情報を手に入れながら、遊ぶことができるゲームも同時に楽しむことができます。

創刊の背景と変遷

ゲームジャーナルは1991年頃に創刊され、市場には「タクテクス」や「シミュレイター」といった主要なウォーゲーム雑誌が休刊していたことから、情報不足を補う目的でスタートしました。インターネットが普及する前の時代において、アナログゲームの情報を求める多くのゲーマーにとって貴重な存在となっていました。号を重ねるごとに記事や付録の内容が充実していき、2001年10月に商業誌としてリニューアルされるに至ります。これに合わせて、『歴史群像』誌に広告を掲載するなど、広く認知されるようになりました。

号数ごとの特徴

ゲームジャーナルはその出版形態に応じて、いくつかの時期に分かれます。創刊当初は白黒コピーのミニコミ会報誌から始まりましたが、次第に装丁が豪華になり、内容も充実していきました。

月刊期

初期の1号から36号までには基本的に付録ゲームは付属していませんでしたが、34/35合併号には「Austerlitz」というタイトルが含まれていました。この号が特に注目されるものの一つです。

隔月刊期の初期から後期

37号以降は月々の付録ゲームが加わり、遊びの幅が広がっていきました。しかし、初期の付録には裏表紙にマップやユニットの印刷があり、加工やコピーが必要でした。49号以後は、付録ゲームが綴じ込みマップと打ち抜きユニットシートとして統一されるようになり、より使いやすくなっています。

受賞歴

ゲームジャーナルの編集長である中村徹也氏は、2007年度のウォーゲーム界において「ジェームズ・F・ダニガン賞」を受賞しました。この受賞は、日本人デザイナーにとって初の快挙であり、国産ウォーゲームの海外進出にも貢献した重要な出来事と言えます。また、国際ゲーマーズ賞の「歴史シミュレーションゲーム部門」でも受賞するなど、高く評価されています。

まとめ

ゲームジャーナルは、ウォーゲームを愛するすべての人々に向けた情報源として、様々な付録ゲームを提供しながら、アナログゲームの魅力を伝えています。今後もさらに多くの読者を楽しませる雑誌として、進化を続けることでしょう。

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