コレジャナイロボ

コレジャナイロボについて

コレジャナイロボは、有限会社ザリガニワークスが手がけた木製のロボット型玩具で、2001年11月10日に市場に登場しました。もともとおもちゃをせがむ子供が、その期待に応えられずに「これじゃない！」と叫ぶ様子がネーミングの由来で、親しみやすい印象を持ち合わせています。最初の販売価格は税込2940円でした。

デザインとバリエーション

このロボットは、白を基調にした標準モデルのほかに、青、黄色、そしてモノアイを持った黒いバリエーションも展開されています。すべてのモデルは、冗談めいた造形ながら、手作り感を大切にして製作されており、各個体ごとに微妙な表情の違いがあります。これらの特徴が「格好悪さ」の中にも愛らしさを生み、幅広いファン層を獲得しました。

コレジャナイロボの人気は、木製版に限らず、ソフトビニール製フィギュアや、キーホルダー、USBフラッシュメモリなどさまざまな商品展開にも反映されています。

商品展開とメディアでの登場

コレジャナイロボは、2001年に太郎商店から発売され、その後、有限会社ザリガニワークスが設立されると、2004年にはライブドアデパートにて通販を開始。これがブロガーの間で話題になり、更なる人気を呼び込みました。2005年12月にはメディコム・トイからソフビ製フィギアが販売され、『月刊チャージャー』にて「コレジャナイロボ THE STORY」の連載もスタートしました。

更に、コレジャナイロボはメディアでも取り上げられ、2006年にはアサヒ飲料の「ドデカミン」のキャンペーンキャラクターに選出され、同じ年には水木一郎の歌うテーマソングもリリースされました。

グッドデザイン賞とイベント

2008年にはグッドデザイン賞を受賞し、同年12月にはアニメ楽曲を集めたアルバムが発売、コレジャナイロボ関連の楽曲も収録されました。さらに、2010年2月にはポール・スミススペースギャラリーでの特別展「はたらくザリガニワークス展」や、2011年には「帰ってきたザリガニワークス展」で等身大の頭部が展示されるなど、アートとしての存在感も見せています。

限定版とチャリティー

コレジャナイロボには様々な限定商品があります。例えば、オールナイトニッポン40周年記念の「コレジャナイロボ・DJ」や、2009年にはタワーレコード限定モデルなどが登場しました。また、2011年の東日本大震災では「コレジャナイロボ・チャリティー」が販売され、その収益は寄付に充てられました。このモデルは優しい表情を持つオフホワイトカラーが魅力です。

コラボレーションとアニメ化

コレジャナイロボは、さまざまな企業やキャラクターとコラボレーションしており、ティンカーベルとのキッズウェアや、ナノブロック、モンチッチとのコラボ商品も展開されています。さらに、アニメでも登場し、テレビアニメや特典としての出演も果たしました。

コレジャナイロボは、親子の想いを形にした遊び心あふれる存在として、今後も愛され続けることでしょう。

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