ゴリパラ見聞録

『ゴリパラ見聞録』

『ゴリパラ見聞録』は、テレビ西日本が毎週土曜日の深夜に放送する人気の旅バラエティ番組です。ゴリけんとパラシュート部隊の二組がメインキャストとなり、視聴者から寄せられた行き先のリクエストに答えて、日本各地を旅する様子が描かれています。壮大な旅の選び方として、視聴者の意見を取り入れ、あみだくじを使って目的地を決定するというユニークなスタイルが特徴です。

番組の特徴と進行方式

番組は、視聴者からのメールや街頭インタビューを通じて行きたい場所を募り、候補の中からあみだくじで目的地を選定します。これは日本全国が対象ですが、近年の天候や予算の制約から九州地方に限られることも少なくありません。番組は、実際に目的地まで赴く過程で依頼者が望む写真を撮影し、その写真をメールでプレゼントする形式で進行します。

初放送と番組の進化

初回は2009年10月17日に放送され、この時は番組内の一コーナーとして放送されました。その後、単独番組として独立し多くのファンに支持されるようになります。初期には福岡地域のローカル番組としてスタートましたが、その後フジテレビONEをはじめ全国のネット局でも放送されるようになり、全国的な注目を浴びるようになりました。

笑いの要素

『ゴリパラ見聞録』を特徴づけるのは、道中の出演者同士の軽妙なやりとりです。お互いの愚痴や軽い罵倒が多く見られ、これが視聴者にとっての楽しみになっています。また、視聴者からは「九州の『水曜どうでしょう』」と称されることもあり、過去には『水曜どうでしょう』とのコラボレーション企画も実施されています。その中でも、特に出演者の自然体のやりとりや人間味溢れる会話が親しみを持たれています。

旅行のスタイル

出演者は常にスタッフと共に旅を続け、主にミニバンでの移動が基本です。この移動中、運転を務めるのは主に斉藤が担い、後ろの座席でゴリけんや矢野がそれぞれ任務を全うします。2020年以降は新型コロナウイルス対策として、運転手付きロケバスでの移動が行われることも増えました。

番組構成

番組は前編と後編に分かれており、前編では目的地までの移動や到着当日の活動、後編では観光地訪問や依頼者向けの写真撮影が行われます。特に後編では、撮影した写真を視聴者に届けることで番組の魅力が広がっています。時には予想外の展開や地元の人々との交流があり、これらが旅の魅力をいっそう引き立てています。

歴史と人気

番組の歴史を振り返ると、最初は視聴率が低迷する時期もありましたが、出演者たちの素朴でありながら親しみやすいキャラクターが徐々に支持を広げ、視聴者との絆が深まっています。2017年には番組史上最高視聴率の8.2%を記録し、その後も安定して人気を維持しています。大切にしているのは、視聴者とのコミュニケーションであり、『ゴリパラ見聞録』の魅力をさらに感じてもらうために常に新しい挑戦を続けています。

これからの展望

今後も、福岡を中心とした地域の魅力を発信しつつ、全国各地の素晴らしいスポットを巡る旅を続けていく予定です。視聴者のリクエストに応える旅を通じて、さらなるファンを増やし、地元の魅力を伝えることがこの番組の重要な使命となっています。彼らの旅に注目が集まり続けることでしょう。

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