ゴールドハウス

金銭と芸能界の融合！深夜バラエティ番組『ゴールドハウス』を徹底解剖

2008年10月19日から2009年9月23日にかけて、フジテレビで放送された深夜バラエティ番組『ゴールドハウス』。この番組は、芸能人たちが様々なマネー商品に挑戦し、副業としてどれだけの収益を上げられるかを競う、ユニークな設定が特徴でした。

番組の舞台となるのは「ゴールドハウス」。チュートリアルが管理人として番組を仕切り、芸能人たちは住人として1ヶ月間、ゴールドハウスの各部屋で生活しながら副業に励みました。FXやアフィリエイト、動画配信、ネットオークションなど、現代社会で注目を集める副業を題材に取り上げ、芸能人たちの奮闘ぶりをリアルに映し出しました。

番組開始当初は、各部屋に芸能人たちが住み込み、それぞれの副業に取り組むスタイルが中心でした。例えば、山根良顕（アンガールズ）とボビー・オロゴンはFXに挑戦し、TKOや手島優、青島あきなはアフィリエイトや動画配信に挑みました。また、AKB48の篠田麻里子とユリーカはネットオークションで競い合うなど、バラエティに富んだ挑戦が繰り広げられました。3号室では、ニューハーフの美羽が養殖に挑戦するなど、個性豊かな住人たちによる、予想外の展開も番組の見どころの一つでした。

2009年1月3日には、スペシャル番組として『ゴールドハウス』の拡大版が放送されました。このスペシャル番組では、チュートリアルがプロデュースしたアイドルユニット「¥en(いぇん)ガール」のデビューイベントがフィーチャーされ、大きな話題となりました。

2009年4月7日からは番組がリニューアル。放送時間が土曜25:35～26:05から火曜24:45～25:08へと変更され、番組のフォーマットも大きく変わりました。リニューアル後、住み込み形式は廃止され、出演者は「ゴールドハウス住人」から「ゴールドハウスファミリー」と呼ばれるようになりました。住み込みという制約がなくなったことで、より自由度の高い企画が展開されるようになりました。リニューアル後も、経済アドバイザーとして森永卓郎がレギュラー出演し、出演者たちの副業活動をサポートしました。長井秀和や磯山さやかなど、様々なゲストも登場し、番組に更なる彩りを添えました。

『ゴールドハウス』は、マネー商品をテーマにしながらも、芸能人たちの個性や人間関係、そして笑いを織り交ぜた、エンターテインメント性の高い番組でした。単なる副業バラエティにとどまらず、経済的な側面と芸能界のエンターテインメント性を融合させた、独自のスタイルを確立したと言えるでしょう。番組で生まれたアイドルユニット「¥enガール」の活動も、この番組が視聴者に与えた影響の大きさを示しています。番組は短い期間での放送でしたが、視聴者に多くの話題と記憶を残した、個性的な深夜バラエティ番組として、その存在感を示したと言えるでしょう。

もう一度検索