ゴー宣道場

ゴー宣道場：日本の公論形成を目指す公開討論会

ゴー宣道場（2023年12月よりゴー宣DOJOに改名）は、漫画家の小林よしのりを代表とする、政治・経済・社会問題をテーマとした公開討論会です。2010年4月より開催されており、多様な識者や参加者による活発な議論が特徴です。

道場の目的と構成

道場の開設理念は「身を修め、現場で戦う覚悟をつくる公論の場」です。日本の社会問題に対し、多角的な視点から考察し、建設的な議論を通じて公論形成を目指しています。

イベントは主に二部構成です。第一部は、小林よしのりをはじめとする講師陣による公開討論。第二部は、参加者による質疑応答のセッションとなっています。プライバシー保護の観点から、第二部は会員限定で非公開となる場合が多いです。

議論のテーマ

議論のテーマは多岐に渡り、政治・経済・社会問題が中心です。「男女双系皇位継承」、「女性の地位向上」、「国民の手による立憲的憲法改正」を三大目標として掲げ、これらに関連する議論が頻繁に行われています。

近年では、新型コロナウイルス問題、ジャニー喜多川氏やその他著名人による性加害問題、ウクライナ戦争などを題材に、日本のマスコミ報道、行政対応、国民の反応などを分析。これらの問題を通して、戦後日本の「ポピュリズム」、「人命尊重主義」、「人権真理教」といった社会現象を深く掘り下げ、アメリカ発祥のキャンセルカルチャーの問題点や真の保守思想の在り方などを探求しています。

ウクライナ戦争に関しては、国際法に基づいた正義の基準を明確にすることを主張し、いわゆる「どっちもどっち論」や陰謀論には批判的な立場を取っています。同様に、新型コロナウイルスやワクチンに関する陰謀論にも懐疑的な姿勢を示しています。

開催形態と参加方法

当初は毎月第2日曜日に開催されていましたが、現在は隔月開催や地方開催も増加し、より多くの参加者に機会を提供しています。

講師陣は「師範」、過去参加者は「門下生」と呼ばれ、その中から設営スタッフである「公論サポーター」が選出されます。参加費は3,000円で、ゴー宣ネット道場からの応募が必要です。

イベントの様子はニコニコ生放送で配信され、30日間のタイムシフト視聴も可能です。過去の道場はゴー宣ネット道場の「ゴー宣道場チャンネル」で視聴できますが、会員登録が必要です。ただし、第二部の質疑応答はプライバシー保護のため編集されています。

関連イベント

ゴー宣道場以外にも、「オドレら正気か？」の拡大版や「歌謡曲を通して日本を語る」といった公開番組、小林よしのりが識者を招いて討論する「よしりん十番勝負」、ゲストを招かずに小林よしのりが単独で講演を行う「よしりん独演会」なども不定期で開催されています。

講師陣とスタッフ

代表師範は小林よしのり氏です。創設メンバーや、過去に道場に参加した経験のある識者も師範やアドバイザーとして参加しています。スタッフには、ゴー宣ネット道場の運営に携わるメンバーも含まれます。

関連書籍

ゴー宣道場での議論内容をまとめた書籍も多数出版されており、各回のテーマや議論内容をより深く理解するのに役立ちます。書籍一覧は、本記述の末尾に記載しています。

ゴー宣ネット道場

ゴー宣ネット道場は、ゴー宣道場の公式サイトです。師範のブログ、ニコニコ動画、公式WEBマガジン「小林よしのりライジング」などの情報発信拠点となっています。

東日本大震災の影響

2011年3月11日に発生した東日本大震災の影響で、3月13日開催予定の道場は中止となりました。その際、師範のみによる地震に関する議論が動画で公開されました。

まとめ

ゴー宣道場は、日本の社会問題について深く議論し、公論形成を目指す、活発な場です。多様な視点からの議論、質疑応答、関連書籍などを通して、日本の現状や未来について考える貴重な機会を提供しています。 今後も、日本の社会や政治に影響を与える重要な役割を担っていくと考えられます。

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