サイコロキャラメル

北海道サイコロ®キャラメル：歴史と特徴

北海道サイコロ®キャラメルは、道南食品（明治グループ）が北海道内で製造・販売する、長年にわたって愛され続ける人気商品です。その歴史は長く、明治製菓（現・明治）が全国販売していた「サイコロキャラメル®」にまで遡ります。

明治製菓は1927年10月から全国でサイコロキャラメル®を販売していましたが、2016年3月に全国販売を終了しました。しかし、同年6月14日、道南食品による北海道限定での販売が開始され、現在に至ります。

この復活劇には、いくつかのポイントがあります。まず、再発売にあたり、主原料を北海道産のものに変更されました。また、明治時代に販売されていたものとは、登録商標マークの位置が異なっています。そして何よりも特徴的なのは、そのパッケージです。サイコロ型の小箱には、大粒のミルクキャラメルが2粒ずつ、計5つの小箱（10粒）が入っており、空いた箱は実際にサイコロとして使用できる点が、多くの人々の心を掴んでいます。

商品の特徴

サイコロ型小箱の大きさは、1辺25mmの立方体。5つの小箱をまとめた商品の高さは130mmになります。キャラメルは同業他社製品に比べて大粒で、これはサイコロ型小箱に合わせて作られたためです。

サイコロの目の1は、明治製菓時代は旧社章でしたが、道南食品版では北海道をモチーフとしたデザインに変更されています。商品名は2の目の部分に記載されています。1商品の内容量は57gです。

水曜どうでしょうとのコラボ

北海道テレビ（HTB）制作のバラエティ番組「水曜どうでしょう」の企画「サイコロの旅」でも使用されたことから、このキャラメルは広く知られるようになりました。偶然にも、道南食品は「水曜どうでしょう」と同じ北海道函館市に拠点を置いています。

この縁から、2017年5月2日からは「水曜どうでしょう」とのコラボ商品が発売されました。コラボ商品は、サイコロの1の目が番組のロゴマークに変更されています。HTB本社売店や各地の物産展などで販売されています。

その他

滋賀県米原駅などで販売されている駅弁『湖北のおはなし』にも、飴入りのサイコロ型の箱が用いられています。これもまた、サイコロ型パッケージのユニークさを示す一例と言えるでしょう。

まとめ

北海道サイコロ®キャラメルは、長年の歴史と北海道の素材、そしてユニークなパッケージデザインが三位一体となった、魅力的な商品です。「水曜どうでしょう」とのコラボレーションも相まって、北海道を代表するお土産として、多くの観光客や地元住民に親しまれています。その歴史と特徴を知れば知るほど、この小さなサイコロ型キャラメルの奥深さに触れることができるでしょう。

もう一度検索