サウンズオブアース

サウンズオブアース

サウンズオブアース（Sounds of Earth）は、2011年4月12日生まれ、2023年2月13日に12歳で亡くなった日本の競走馬です。GIを含む重賞で2着が7回という記録を持ちながら、勝利は未勝利戦と500万円以下の条件戦の2勝にとどまり、その実力から「最強の2勝馬」と呼ばれました。馬名の由来は「地球のサウンド」です。

競走成績

サウンズオブアースは、2歳10月にデビュー。3歳初戦で初勝利を挙げると、若葉ステークス3着、はなみずき賞1着を経て、京都新聞杯で2着となり、東京優駿（日本ダービー）への出走を果たしましたが、結果は11着でした。

秋には神戸新聞杯でダービー馬ワンアンドオンリーに迫る2着、菊花賞でもトーホウジャッカルの2着と好走を見せました。

4歳シーズンは不振が続きましたが、有馬記念でゴールドアクターにクビ差まで迫る2着に入り、実力の高さを示しました。

5歳時も春は不調でしたが、秋のジャパンカップでキタサンブラックの2着と健闘。しかし、有馬記念は8着に終わりました。

6歳時にはドバイシーマクラシックに挑戦しましたが、7頭立ての6着と惨敗。帰国後、札幌記念で横山典弘騎手を鞍上に迎え4着となり、掲示板に載りました。この時、上位5着までに入った馬の中で唯一の非キングカメハメハ産駒でした。その後、京都大賞典に出走しましたが13着に終わりました。

7歳時も札幌記念で4着、毎日王冠9着、ジャパンカップ14着と振るわず、引退レースとなった有馬記念では16着という結果でした。2018年12月27日に競走馬登録を抹消されました。

引退後

引退後は種牡馬にはなれず、乗馬として北海道札幌市のモモセライディングファームで繋養されましたが、2023年2月13日に大腸炎のため亡くなりました。

その他

ノースヒルズが所有していた「サウンドオブアース」という名前の競走馬が1990年代に存在しており、1999年の弥生賞などに出走していました。この馬は33戦4勝、獲得賞金7988万円という成績でした。

サウンズオブアースは、その類まれなる才能を発揮しながらも、重賞タイトルには手が届きませんでした。しかし、多くのファンに記憶される名馬として、その名は永遠に語り継がれることでしょう。

血統表

(血統表に関する情報)

もう一度検索