ザ・カセットテープ・ミュージック

ザ・カセットテープ・ミュージック

『ザ・カセットテープ・ミュージック』は、2017年10月7日からBS12トゥエルビで放送されている音楽バラエティ番組です。この番組のキャッチフレーズは「音楽好きおじさんの解放区」であり、お笑い芸人のマキタスポーツと音楽評論家のスージー鈴木が80年代の歌謡曲をテーマにしたトークを繰り広げています。

番組概要

各回ごとに決まったテーマや歌手に沿って、MCの2人がカセットテープのA面とB面に入れたい名曲を選びます。A面には一般的に知られたヒット曲が、B面にはあまり知られていないが素晴らしい曲が取り上げられます。取り上げる楽曲は1970年代から1980年代にかけてのもので、ロック、シティポップ、アイドルソングなど幅広いジャンルが取り上げられています。

特にMCのマキタスポーツとスージー鈴木は、それぞれが選んだ楽曲の理由やアーティストの音楽性について解説します。また、過去の流行や個人的な思い出も語り合い、時には即興演奏を楽しむ様子も見られます。

毎年年末には、日本レコード大賞にちなんだ「輝く!日本カセットテープ大賞」も放送され、独自の基準で部門賞や大賞を発表します。

放送スケジュール

この番組は毎月第1・第2週に新作を放送し、それ以外の週は過去の回を再放送しています。放送初期は金曜の深夜に30分番組としてスタートしましたが、2018年秋から日曜のゴールデンタイムに移動し、放送時間も1時間に拡大されました。

当初はスタジオでラジオDJ風に収録されていましたが、現在はBS12トゥエルビの会議室や休憩室などで収録されています。時には外を見渡すとビルの窓拭き作業員が映り込むこともあります。

特別企画と再放送

2022年11月には番組開始5周年を記念し、「ザ・カセットテープ・ミュージック シーズン2」として再放送が行われました。さらに2023年10月には「ザ・カセットテープ・ミュージック シーズン2.1」と銘打ち、約2年ぶりにレギュラー放送が復活します。こちらは金曜深夜枠以来の30分番組となり、単独アーティストを特集する形式に戻りました。

番組の反響

この番組は2018年に「第8回衛星放送協会オリジナル番組アワード」でも最優秀賞を受賞するなど、高い評価を得ています。また、著名なミュージシャンのTAKUROもファンを公言し、特番に出演するなどしています。

番組の内容をまとめた書籍も出版され、2019年にはコンピレーションCDもリリースされました。さらに、番組が終了する際には復活を望む声が多く寄せられ、2022年の復活へとつながっています。

スポンサーシップと新しいビジネスモデル

番組内では新規スポンサーも募集しながら、オリジナルタオルの販売などを通じて新しいビジネスモデルの構築を進めています。これにより番組の制作費を物販などの放送外収入へとシフトすることができました。

結論

『ザ・カセットテープ・ミュージック』は、音楽の楽しさをリスナーと共に分かち合う場として、また懐かしい楽曲を再発掘する機会として、今後も多くの人に愛され続けることでしょう。番組の再放送や特別企画を通して、さらに多くの音楽ファンを惹きつけることが期待されています。

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