シックスチェンジャー

シックスチェンジャーとは

シックスチェンジャー（Sixchanger）は、トランスフォーマーシリーズに登場する特異なキャラクターで、6つの異なる姿に変形する能力を持っています。日本版では「シックス一族」とも呼ばれ、特に多段変形を楽しむファンの間で人気があります。

概要

シックスチェンジャーは、従来のトリプルチェンジャーを進化させた形で、3通りの姿に加え、さらに多様な変形形態を持っています。具体的には、ロボット、レーザーガン、オオカミ、ジェット機、装甲車、戦車など、合計6つの形態に変化しますが、多様な形態ゆえにディテールが粗く、形状が抽象的であることもあります。

これより前にリリースされた『無敵ロボ トライダーG7』は7段変形を誇っていますが、シックスチェンジャーは武器の差し替えなしで変形できる数としては独特の存在です。これはバンダイから発売されたマシンロボのアールジェタンよりも形態数が2つ多いため、同時期の製品の中では圧倒的な変形形態数を持つことになります。

シリーズの中でも特に希少な存在であり、G1シリーズでは一度に二体以上のシックスチェンジャーが登場することはありませんでした。後の『トランスフォーマー カーロボット』には、ギガトロン/Megatronというキャラクターが追加され、これもシックスチェンジャーに分類されることがあります。また、デビルギガトロン/Galvatronは10段変形の形態を持ち、さらなる進化を見せています。

特徴

シックスチェンジャーの最大の魅力は、その粗さを逆手に取って、予想外の形状に変形させ、新たな形態にして遊ぶことができる点です。これによって、ユーザーは自由な発想を持ち、自分だけの独自の変形形態「オレ変形」を創出することが可能です。こうした遊び方は、他のキャラクターにも見られるコンペリアンやオボメナティカスのような楽しさがあります。

キャラクターと形態

シックスチェンジャーの中で特に有名なキャラクターは忍者参謀シックスショット（Sixshot）です。彼は『トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ』および『トランスフォーマー ザ・リバース』に登場し、前述の多様な形態の間で機能します。日本版では、アニメオリジナル形態としてウイングウルフも登場し、7段変形に進化しています。

もう一つのキャラクターである忍者騎士シックスナイト/QuickSwitchは、『トランスフォーマー 超神マスターフォース』に登場し、複数の形態に変形する能力を持ちます。また、隠密参謀グレートショットというキャラクターもおり、こちらは模倣的な形態変更を行いますが、前述のシックスショットとは異なる特徴があります。

関連キャラクター

シックスチェンジャーに関連するキャラクターには、セブンチェンジャーや忍者刑事シャドウ丸などが存在します。セブンチェンジャーは『伝説の勇者ダ・ガーン』に登場し、7つの形態に変形します。シャドウ丸は『勇者警察ジェイデッカー』に登場し、さまざまな形態に変形する能力を持っています。これらのキャラクターはシックスチェンジャーからの影響を受け、異なる形状への変形を演じています。

まとめ

シックスチェンジャーは、その特異な6段変形能力と自由な遊び方から、トランスフォーマーシリーズの中で特にユニークで愛されるキャラクターです。多様な形式が用意されていることで、ファンは新しい形態を考える楽しみを感じており、トランスフォーマーシリーズの魅力を一層高めています。

もう一度検索