シニスター・ゲイツ

シニスター・ゲイツ：アヴェンジド・セヴンフォールドのギタリスト

シニスター・ゲイツ（Synyster Gates）、本名ブライアン・エルウィン・ヘイナー・ジュニアは、アメリカのヘヴィメタルバンド、アヴェンジド・セヴンフォールドのリードギタリストとしてその名を知られています。1981年7月7日生まれ。愛称はシン(Syn)。1999年にバンドに参加し、2001年に正式メンバーとなりました。

音楽的ルーツとバンド加入

ゲイツは、ロサンゼルスのミュージシャン・インスティテュートでジャズやクラシックギターを学びました。しかし、スタジオプロデューサーを目指すよりも、ザ・レヴからの誘いを受け、アヴェンジド・セヴンフォールドに加入することを選びました。加入後は、独学でギターの腕を磨き続けました。

彼の父、ブライアン・ヘイナー・シニアも「ギター・ガイ」として知られるミュージシャンであり、作詞家、ギタリスト、コメディアンとして活動していました。ゲイツは、母方にスペイン、父方にドイツとウェールズの血を引いています。

アヴェンジド・セヴンフォールドでの活躍

ミニアルバム「ウォームネス・オン・ザ・ソウル」では、ゲイツの演奏がフィーチャーされています。このアルバムには、デビューアルバムからの楽曲に加え、ゲイツが新たにアレンジした「To End the Rapture」も収録されています。

バンドのDVD「All Excess」で、ゲイツは自身の名前の由来について、ザ・レヴと酒を飲みながら公園をドライブしていた時に決まったと語っています。

受賞歴

シニスター・ゲイツは数々の賞を受賞しています。

2006年、メタル・ハマー誌のゴールデン・ゴッヅ賞のダイムバッグ・ダレル・ヤング・シュレッダー賞
2006年、トータル・ギター誌の年間ギタリスト賞
2008年、ケラング誌の読者投票で「最もセクシーな男性」
ギター・ワールド誌の「時代を超えた永遠の100人の偉大なギタリスト」87位
2010年、ギター・ワールド誌で、永遠の最優秀ギタリスト30人の一人
2010年ギター・ワールド誌読者投票で、最もファッションセンスが良いギタリスト、最高のメタルギタリスト
2010年、ロック・ワン誌の読者投票で、ロック界のベスト3ミュージシャン
2011年、リヴォルヴァー・ゴールデン・ゴッド賞

ギター・ワールド誌は、ゲイツのプレイスタイルを「指がねじ曲がりそうなリック、アクロバットのようなスウィープ・ピッキング、悪魔のような半音階、突き抜けるような複音ハーモニクス」と評しています。

5枚目のアルバム「ナイトメア」と同日に発売されたリヴォルヴァー誌の特別版で、ゲイツは、祖父と、かつての仲間であるザ・レヴに捧げる曲「ソウ・ファー・アウェイ」について語っています。

ピンクリー・スムースでの活動

ゲイツは、ザ・レヴと共に、ピンクリー・スムースというヘヴィメタルバンドでも活動していました。2001年に結成されたこのバンドは、パンクロック、スカ、プログレッシブメタルが混ざったような音楽を演奏していました。アヴェンジド・セヴンフォールドの元ベーシスト、ジャスティン・セインもキーボードとピアノで参加しています。

ピンクリー・スムースは1枚のアルバムを発表しましたが、ザ・レヴの死後、新たなアルバムの制作は困難となりました。しかし、ブライアンは過去の楽曲をリマスターして再発したいと考えているようです。

私生活

2010年5月7日に結婚し、2人の子供がいます。妻の双子の妹は、アヴェンジド・セヴンフォールドのボーカル、M.シャドウズと結婚しており、シャドウズとゲイツは義兄弟の関係です。

使用機材

ゲイツは主にシェクターのギターを使用しており、自身のシグネチャーモデルである「アヴェンジャー」を所有しています。また、ESPギターも使用しています。以下は彼の使用機材の一部です。

Schecter Synyster Gates Signature Custom models
Schecter custom models (Rebel flag, American flag, German flagなど)
Gibson ES-335
アンプ：Bogner Uberschall, Mesa Boogie Dual Rectifier, Schecter Hellwin USA 100W headなど
* エフェクター：Krank Distortus Maximus, Boss SD-1 Super Overdrive, DigiTech Whammy Pedalなど

シニスター・ゲイツは、その卓越したギターテクニックとカリスマ性で、多くのファンを魅了し続けています。

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