ジャパン・スタッドブック・インターナショナル

ジャパン・スタッドブック・インターナショナル（JAIRS）とは

公益財団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナル（JAIRS）は、日本における競走馬や軽種馬の名前や登録の管理を行うとともに、国際的な競馬交流を促進する重要な組織です。本部は東京都港区に位置し、その活動は国内外で広く認知されています。

2つの団体の合併

JAIRSは、もともと存在していた二つの財団法人、すなわち財団法人日本軽種馬登録協会と財団法人競馬国際交流協会が統合されて設立されました。日本軽種馬登録協会は軽種馬の登録を担当し、競馬国際交流協会は競馬の国際化を目指す情報提供を行っていました。これらの団体が合併した背景には、競馬の国際性を裾野に持つ二つの団体が相互に協力し、情報を一元化することで、より良いサービスを提供できるというアイデアがあります。

設立の経緯と認可

JAIRSは2010年9月に、農林水産大臣の許可を経てその運営が認可されました。そして、12月には正式に設立されたのです。その翌年、2011年末には公益認定を受け、続いて2012年に内閣府所管の公益財団法人としての位置づけを持つに至りました。このようにして、JAIRSは日本の競馬や軽種馬に関連する事業の統合的な運営がなされることとなりました。

主な業務

現在、JAIRSは以下のような業務を中心に活動しています。

• - 競走馬および軽種馬の登録管理: 競馬に関する情報を正確に管理し、利用者に提供します。
• - 国際情報の収集と提供: 国内外から競馬に関する情報を集め、広く提供することで、日本の競馬の国際化を支援します。
• - 技術交流の推進: 海外との情報交換を通じて技術的な進歩を促進します。
• - 国際交流行事の支援: 海外との会議やイベントを支援し、国際的なネットワークを構築します。
• - 軽種馬の改良研究: 圧力の高い競馬界で人気の高い軽種馬の質を向上させるための研究も行います。
• - 書籍の発行: 競馬に関する知識や情報をまとめた書籍を発行し、一般の人々にも広くアプローチしています。

功労馬繋養展示事業の引き継ぎ

JAIRSは2013年から、以前は軽種馬育成調教センターが担当していた功労馬繋養展示事業も引き継ぎました。この事業は、優れた競走馬の功績を称え、一般にその魅力を伝える役割を果たすものです。

まとめ

ジャパン・スタッドブック・インターナショナルは、国内競馬の振興のみならず、国際的な交流を通じて日本の競馬業界全体の発展に寄与する重要な役割を担っています。これからも日本の競馬界が国際的な舞台で発展し続けることを目指し、様々な活動を展開していくことでしょう。

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