スーパー特撮大戦2001

スーパー特撮大戦2001

『スーパー特撮大戦2001』は、バンプレストが開発したPlayStation用のシミュレーションRPGで、特撮ヒーローの異なる作品がひとつに集まったクロスオーバー作品です。この作品では、プレイヤーは様々なヒーローたちのキャラクターやストーリー、バトルを楽しむことができます。

概要

このゲームは、バンプレストが制作した「スーパーロボット大戦」シリーズのシステムを基盤にしながら、特撮作品のキャラクターが登場し、選択したヒーローで戦うことが出来ます。3Dグラフィックスに近い劇画調のビジュアルを採用し、リアリティを追求した独自のスタイルが特徴です。ナレーションは中江真司が担当しており、声優によるキャラクターボイスはありません。

あらすじ

物語は、冥王星のさらに向こう側に新たに発見された「ナンバーテン」という惑星から始まります。この惑星の出現により、地球ではさまざまな調査が行われるものの、その正体はまったく解明されていません。一方、宇宙からの敵勢力による侵略が迫っており、国連は「地球防衛軍（TDF）」と「宇宙調査防衛機構（SIDO）」という二つの組織を結成して対抗しようとします。

しかし、SIDOが宇宙要塞艦ナガーを送り込むも連絡が途絶え、行方不明となります。3年後、ナンバーテンは突如として消え、地球の科学者たちはその謎を議論し続けます。それから12年の時が経過し、地球防衛体制が強化される一方で、地球内部でも悪が芽生え始めていたことに人類は気づくことができませんでした。

登場する作品

本作には、円谷プロダクションの「ウルトラマン」シリーズや、東映の「仮面ライダー」シリーズ、さらには日本現代企画の『スーパーロボット レッドバロン』など、数多くの特撮ヒーローが登場し、プレイヤーはそれぞれのキャラクターの特性を活かして戦略を練ることが求められます。例えば、「ウルトラマン」や「仮面ライダー」、「宇宙刑事」たちが物語の中で絡み合い、交戦します。

ゲームシステム

『スーパー特撮大戦2001』では、ゲームシステムとして「精神コマンド」は搭載されていませんが、戦闘の戦略性を高めるために、資源管理や拠点を制圧する要素があります。ユニットには等身大の「Sサイズ」と巨大な「Lサイズ」があり、そのサイズに応じて攻撃方法が変わります。

プレイヤーは、ヒーローたちが変身することで新たな力を得ながら戦いますが、個々のヒーローには特定の条件が必要です。また、マップ内には「ランドマーク」と呼ばれる拠点が存在し、制圧することで資金や資材を獲得することができ、それを次の戦闘に生かすことが可能です。

オリジナルキャラクター

プレイヤーはメタル系とバイオ系に分かれ、オリジナルキャラクターとして様々なシナリオを体験できます。中には、タクマやエイジといったメタル系主人公、そして戦闘において特別な力を持つヒロインなど、多彩なキャラクターが用意されています。彼らはそれぞれ異なる背景や能力を持ち、ゲームの進行に応じて成長していきます。

このように『スーパー特撮大戦2001』は、特撮ファンにとっても魅力的な要素が満載のゲームであり、ヒーローたちの戦いを楽しむことができる一作となっています。

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