ダイヤブロック

ダイヤブロックは、株式会社カワダが1962年から販売している、歴史あるブロック玩具です。

そのルーツは、1955年頃に名古屋の文具メーカー、日伸商会が発売した二股に分かれた鉛筆キャップにあります。このキャップは本来の目的では売れず、大量の在庫を抱えていました。そこで1959年、このキャップを積み重ねて遊ぶという発想から「ブロックキャップ」として再発売されました。

当時、玩具問屋として創業間もないカワダは、このブロックキャップに注目しました。夏休み向けの実演工作用として大量に仕入れ、百貨店で販売したところ、好調な売れ行きを記録しました。その後、カワダは正式に代理店となり、ブロックキャップを扱うことになりました。

当時、カワダは年末以外の時期にも売上を確保できる自社商品の開発を模索していました。ブロックキャップをヒントに社内開発を進め、積み重ねて造形しやすいように改良を加え、1962年にダイヤブロックが誕生しました。ダイヤブロックの凸部が他のブロック玩具に比べて長いのは、鉛筆キャップが原型であることの名残です。

初期のダイヤブロックは、ブロック同士のはめ合いが悪く不評でしたが、1966年9月に底部を1本羽根、1967年5月に2本羽根として両端を本体から浮かせるように工夫したことで、大幅に改善され、売れ行きも好調となりました。

1990年代には、ロボットやキャラクターをモチーフにしたブロック玩具を製品化し、これは2000年代以降に発売されたレゴ・バイオニクルやゾイドブロックスなどの先駆けとなりました。2010年にはタカラトミーのトミカとコラボレーションした「トミカタウン」シリーズも展開しています。

主な種類

ダイヤブロック
1980年代から続く「みんなのまち」シリーズや、90年代から展開された「つくろう!!ブロック探険隊シリーズ」などが人気です。
ダイヤブロックジュニア
小さな子供向けの大型ブロックです。
ダイヤブロックソフト
赤ちゃん向けのソフト素材のブロックです。

関連商品

ナノ[[ブロック]]
2008年に登場した、世界最小級のブロックです。
ナノ[[ブロック]]プラス
2014年に発売された、立方体のブロックです。ナノ[[ブロック]]とダイヤブロックの中間のサイズが特徴です。

関連人物

津久井教生
声優。幼少期に、隣人がダイヤブロックの開発者であった縁から、広告やパッケージのモデルに起用されました。

外部リンク

株式会社カワダホームページ
ダイヤブロックホームページ
ダイヤブロック (diablock.kawada) - Facebook
ダイヤブロック (@diablock_official) - Instagram
* カワダ／Kawada チャンネル - YouTube

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