テックボット

テックボット（Technobots）

テックボットは、アニメーション『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010』においてサイバトロンの一員として登場する架空の部隊です。彼らは、合体戦士コンピューティコン（Computron）として知られ、ユニクロンから得た知識を基にグリムロックによって作られました。

生い立ち

テックボットは、初めてその存在が認識されたのは第23話「ブラックマネー」とされ、グリムロックが特定の状況で一時的に得た知恵を利用して、ユニクロンの廃材から誕生しました。この部隊は、デストロンの新たな威力であるテラートロンに対抗するために創造され、各メンバーは優れた計算能力を持つ合体戦士、コンピューティコンへと合体することが可能です。

テックボットは、特にその合体能力によって強力な戦闘ユニットへと変化し、合体時には200台のスーパーコンピューターを超える計算能力を発揮します。これにより、戦闘中でも知性が保たれ、戦況分析を行いながら戦うことが可能となっています。

メンバー

テックボット部隊は5人のメンバーで構成されています。各メンバーは独自の変形能力と武器を持っています。

スキャッターショット（Scattershot）

スキャッターショットは部隊のリーダーであり、攻撃指揮官としての役割を果たします。普段は穏やかな性格ですが、前線部隊への任命に関して不満を抱くことも。彼はスペースジェットと砲台に変形し、様々な重火器を装備しています。

ノーズコーン（Nosecone）

ノーズコーンは最初に誕生したテックボットで、几帳面ながらも温和な性格を持ちます。ドリルタンクに変形し、堅牢なボディと強力な武器を装備しています。

ストレイフ（Strafe）

ストレイフは射撃の名手で、無鉄砲な一面も持つキャラクターです。敵への攻撃を躊躇しない彼は、高速ジェットに変形できます。

ライトスピード（Lightspeed）

ライトスピードは敵の弱点を分析する能力があり、光よりも速く走れる自慢のスーパーカーに変形します。彼の武器は赤外線スコープ付きミサイルです。

アフターバーナー（Afterburner）

アフターバーナーは勇猛果敢で、スーパーバイクに変形します。短気な性格の彼は、戦闘においては急速な行動を取ります。

合体戦士コンピューティコン

5体のテックボットが合体することで生まれるコンピューティコンは、戦闘において卓越した能力を発揮します。他の合体戦士と異なり、彼は知性の低下が見られない特異な存在であり、自らの存在意義を「デストロン軍団の壊滅」と認識します。武器には、酸粒子砲とレーザー砲が含まれ、常にデータ分析を行いながら戦います。

日本オリジナルの展開

日本版『ザ☆ヘッドマスターズ』でもテックボットは登場し、戦闘部隊として活躍します。このオリジナル作品では、テックボットが宇宙探査を行い、引き続きサイバトロンの戦力としての役割を果たし続けます。

コミック版

『テレビマガジン』に連載されたコミック版では、テックボットはダルトン博士に作られた設定が取られています。アニメにはない内容が描かれており、強化された状態で敵に立ち向かう様子が描かれています。

玩具

テックボットは玩具としても展開され、各キャラクターには「C-86」から「C-90」までのナンバーが付けられました。セット販売も行われ、合体戦士コンピューティコンは「C-91」として登場しています。

テックボットは、その正義感と優れた知識から、ファンの間で愛され続ける存在です。

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