トンカラトン

トンカラトンは、日本の妖怪の一種として知られています。

概要

その姿は異様で、全身を包帯で覆い、日本刀を携えています。特徴的なのは、自転車に乗りながら現れることで、その際、「トン、トン、トンカラ、トン」という独特の歌を歌います。この妖怪は、人に出会うと突然「トンカラトンと言え」と要求します。もし、その言葉に従えば、トンカラトンは何もせずに去っていくとされています。しかし、要求を拒否した場合、日本刀で斬り殺されてしまうという恐ろしい性質を持っています。

さらに、トンカラトンに斬られた者は、自身も全身を包帯で巻かれた姿に変えられ、新たなトンカラトンとして生きていく運命にあるとも伝えられています。出会うこと自体が危険であり、「トンカラトン」と唱えようが唱えまいが、最終的には同じ仲間になってしまうという説も存在します。また、単独で現れるだけでなく、集団で現れるケースもあると言われています。

トンカラトンは、テレビアニメ『学校のコワイうわさ 花子さんがきた!!』に登場したことをきっかけに、インターネット上の大型電子掲示板で広く話題となりました。そのため、このアニメ作品オリジナルの妖怪である可能性も指摘されました。

超常現象研究家である並木伸一郎氏が、この点についてアニメの版元に確認を行ったところ、完全な創作ではなく、制作者の一人の故郷に伝わる話が元になっているという情報が得られました。しかし、残念ながら、その制作者本人との連絡が取れず、トンカラトンの起源や詳細については、現在も不明な点が多く残されています。

関連項目

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