トンデミーナ

トンデミーナ（TONDEMINA）

トンデミーナは2004年7月10日に富士急ハイランドで開業した、日本初の回転スイング型絶叫マシンです。同じ年の7月9日にオープンしたナガシマスパーランドの「ジャイアントフリスビー」とは同じ設計のアトラクションです。

概要

このアトラクションは、50人が同時に乗ることができる円盤が回転しながらスイングします。乗客は足をぶらぶらさせながら座席に乗り込み、「大空へトンデミ～ナ～」というアナウンスとともに出発します。円盤は徐々に回転し始め、アームが加速度的に動き出します。最終的には地上43mまで到達し、最大傾斜120度を記録します。この最大到達点から下降する際は、速度がなんと102km/hに達します。景色が逆さまに見える体験は、訪れる人々にスリルを提供します。

名前の由来

トンデミーナという名称は、富士急行の社長である堀内光一郎氏が名付けました。海外で見た同型のマシンが円盤の形状からピザのように見えたため、イタリア語を連想させる名前が望ましいと考えられました。アトラクションの円盤部分にはピザのイラストが描かれ、公式スポンサーとしてピザーラを運営する企業も参加しています。

その他の特色

トンデミーナに関連するプロモーションやイベントも多彩です。アトラクションでは、アームが動いている間に背景の景色が変わる様子を映したTVCMが放映され、音楽にはショパンの子守唄が使用されています。また、スタッフは特別な衣装を身にまとい、「飛ッ」と書かれた赤いキャップを被っています。

アトラクションの近くには「ピザーラエクスプレス」という飲食店があり、アトラクションを模したソーセージがトッピングされたピザ「トンデミーナ」を楽しむことができます。このピザは、かつてデリバリーのメニューにも登場したことがあります。

特定のイベントでは、アトラクション内に巨大なルーレットが登場し、当選者には景品がプレゼントされることもありました。座席によっては、傾斜が90度を超えることで最上点で真下を向くこともあります。

運営の変遷と今後

2006年12月から2007年5月まで営業を休止した後、トンデミーナは再び運営が開始されました。近年、富士急ハイランド内で最も厳しい身長制限が適用されていましたが、2021年に新たなアトラクションが登場し、制限が別のアトラクションに移行しました。

2023年には「ZOKKON」という新しい大型コースターの建設に伴い、トンデミーナは一度営業を終了。アトラクションは更新され、2022年には再稼働しました。

スペック

• - アームの長さ: 25m
• - 最高到達点: 地上43m
• - 最大振幅: 240度（片側120度）
• - 最高速度: 102km/h
• - 回転速度: 13km/h
• - 円盤の直径: 8.5m
• - 乗車定員: 最大50名
• - 料金: 1,500円
• - 乗車規定: 身長137〜195cm、年齢65歳未満
• - 製造メーカー: HUSS Park Attractions GmbH（ドイツ）

トンデミーナは、多くの thrill-seekersにとって特別な体験を提供し続けるアトラクションです。

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