ドラゴンポーカー

『ドラゴンポーカー』(ドラポ)は、アソビズムが開発・配信する、ポーカー要素を取り入れたiOS/Android向けゲームアプリです。基本プレイ無料のアイテム課金制を採用しており、2013年5月にiOS版、同年12月にAndroid版がリリースされました。

ゲームシステム

プレイヤーは他のプレイヤーとパーティーを組み、ダンジョンに挑みます。パーティーメンバーはフレンド、またはGPS機能を利用して近隣のプレイヤーと組むか、自動マッチングで決定します。ダンジョン内では、三属性（火・水・森）のカードを用いてバトルを展開します。

戦闘では、各プレイヤーが順番にカードを出し、ポーカーの役を競います。役が大きいほど高いダメージを与えられ、特殊な条件を満たすと強力な技が発動します。手札は、エース以外の12枚を各属性4枚ずつ揃える必要があります。レベル30到達でカードに子分を装備可能となり、レベル150では最大52枚のデッキを作成できます。

ダンジョン探索以外にも、最大5人対5人のチーム戦「コロシアム」や、じゃんけんに似たルールで対戦する「デュエルマッチ」といったPvPコンテンツも用意されています。「シャウト」機能では、定型文やオリジナルメッセージをゲーム画面に表示できます。

ゲーム開発における工夫

開発当初は、毎回の手札を完全にランダムにすると戦略性が損なわれる懸念がありました。そのため、前回使用したカードは次ターンには出現しない仕組みが導入されました。また、カードと数字を紐づけることで、プレイヤーが特定のコンボを狙いやすくしています。特定のカードが強すぎたため、アップデートで調整が行われた経緯もあります。

音楽

音楽は、サモンナイトシリーズなどで知られる松岡耕平氏が担当しています。ゲームデザインが個性的で大人向けであることを踏まえ、ブラスセクションを多用した、ロックやフュージョンを取り入れたサウンドが特徴です。イベント楽曲では、開発チームから提供されたキャラクターのグラフィックやラフ画を参考に制作されており、イベントテーマに合わせて楽曲の雰囲気や構成が調整されています。例えば、「超進化の野獣」イベントでは、多くのボスに対応するため、エマーソン・レイク＆パーマーの『タルカス』を参考に、野獣の狂気に焦点を当てた楽曲が制作されました。

まとめ

『ドラゴンポーカー』は、ポーカーの戦略性とカードゲームの面白さを融合させた、奥深いゲームシステムが魅力の作品です。フレンドとの協力プレイや、白熱のPvP対戦、そして個性豊かな音楽など、多様な要素がプレイヤーを惹きつけます。長きに渡り多くのプレイヤーを魅了してきた理由が、この様々な魅力に凝縮されていると言えるでしょう。

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