ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット

ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット

『ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット』は、ホークマン（原作）とメカルーツ（作画）による日本の漫画作品で、『月刊コミックガーデン』（マッグガーデン）にて2020年11月号より連載されています。略称は「ニャイリビ」。

作品概要

本作は、猫好き、ゾンビ好き、そして一風変わった漫画を愛する読者に支持されています。2025年にはテレビアニメ化が決定しており、その独特な世界観に期待が高まっています。

沿革

2020年10月：『月刊コミックガーデン』11月号より連載開始
2021年5月：単行本第1巻発売、PR動画公開
2021年6月：「次にくるマンガ大賞2021」にノミネート
2023年10月：「みんなが選ぶ!!電子コミック大賞2024」にノミネート
2024年2月：テレビアニメ化発表

あらすじ

物語は、品種改良によって生まれた猫「オリジン」が宿すN・Nウイルスの流行によって、世界中の人間が猫に変貌してしまうという世界が舞台。接触感染によって拡大するウイルスの脅威に、猫を愛する青年・クナギと女子高生・カオルは、愛猫家でありながらも猫から逃げ惑う日々を送ります。

登場人物

クナギ
声 - 水中雅章
本作の主人公。記憶喪失だが、猫に関する知識だけは豊富。驚異的な身体能力で猫を翻弄し、仲間を助けます。ネコカフェ勤務。
カオル
声 - 上田麗奈
黒髪の女子高生。美形で猫好き。運動は苦手だが、根性があります。実家がネコカフェを経営しており、クナギの上司。
タニシ
声 - 安元洋貴
ネコカフェの常連。マッチョで頼りない一面も。プロローグで猫に感染し、キジ猫に変貌。
ツツミ
声 - 芹澤優
カオルと同じ学校に通う女子高生。天然なムードメーカー。猫好きだが、重度の猫アレルギー。
ガク
声 - 竹内良太
カオルの兄で、猫カフェの経営者。猫を愛するがゆえに、最初の犠牲者となります。

作風

漫画好きコスプレイヤーの伊織もえは、本作を「猫好きが猫好きのために作ったマンガ」と評し、全ての猫好きに読んでほしいと語っています。ギャグ要素の強いストーリーながらも、劇画タッチの画風が特徴で、「『ベルセルク』に猫とギャグの要素を突っ込んだ」ような雰囲気を持っています。
ライターの中村未来は、「絶対に猫を傷つけない激しいバトル」や「猫をお迎えするためのハウツー」が描かれている点を魅力として挙げています。

制作背景

構想
原作のホークマンは、当初ゾンビコメディを構想していましたが、猫好きであることから猫との組み合わせを思いつき、本作が誕生しました。
主人公クナギのデザインは、ホークマンが夜道で見た流れ星からインスピレーションを得たそうです。
制作
ホークマンによると、ネームのボツが多いことが特徴です。
作画のメカルーツは、猫との暮らしで得た感触を大切にし、猫の毛並みや目線などをリアルに描写するよう努めています。オリジナルの「服についた猫の毛トーン」を制作し、単行本の帯に使用されています。

反響

2023年7月、ホークマンがXに本作を投稿したところ、多くの反響がありました。
『WEBザテレビジョン』は、本作を「世界を支配した猫に襲われる恐怖とそれでも猫を嫌いになれない人間の物語」と評し、劇画調のタッチで描かれた猫のかわいらしさが話題を呼んでいます。

テレビアニメ

2025年7月よりテレビ東京ほかにて放送予定。

スタッフ

原作 - ホークマン、メカルーツ
総監督 - 三池崇史
監督 - 神谷智大
シリーズ構成 - 入江信吾
キャラクターデザイン - 牧孝雄
音楽 - 遠藤浩二
アニメーション制作 - OLM
企画：プロデュース - ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント、スロウカーブ
製作 - ニャイリビ製作委員会

外部リンク

ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット - MAGCOMI
TVアニメ「ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット」公式サイト
ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット（ニャイリビ）【公式】 (@nyailivi) - X（旧Twitter）

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