バブルガム・ブラザーズ

バブルガム・ブラザーズ (DA BUBBLEGUM BROTHERS)

バブルガム・ブラザーズは、1983年に結成された日本の音楽デュオであり、そのメンバーはBro.TOM（小柳トム）とBro.KORN（近藤伸明）です。略称はBGBとされ、ブラックミュージックとコメディを融合したスタイルで知られています。彼らは特にシングル『WON'T BE LONG』のヒットで有名です。

結成の背景

二人は元々ピン芸人として活動しており、飲み友達でもありました。彼らの音楽スタイルには、アメリカのブルース・ブラザーズへの強い影響が見られ、特にライブパフォーマンスにおいては、黒いスーツや帽子、サングラスを身にまとい、インパクトのある視覚的演出を取り入れていました。1983年には新宿ルイードなどのライブハウスで本格的に活動を開始し、「和製ブルース・ブラザーズ」として徐々にその名を広げていきました。

「バブルガム」という名前は、アメリカのスラングで「子供っぽい」を意味しており、二人の音楽スタイルや持ち味にふさわしい名であるといえるでしょう。また、彼らは映画『ブルース・ブラザース』の日本語吹き替えを担当するなど、メディアでの露出も積極的に行いました。

メジャーデビューと成功

1985年、バブルガム・ブラザーズはEPIC・ソニーからシングル『忘れじのエヴリナイト』でメジャーデビューを果たします。1987年にはアーティスト大沢誉志幸と共にジョイントライブを行い、次第にその存在感を高めていきました。1991年、彼らのシングル『WON'T BE LONG』がカラオケで流行し、ミリオンセラーを記録。この年の大晦日には、NHK紅白歌合戦に初出場を果たしますが、選曲の混乱から元々の出場予定のHOUND DOGの代役としての出演となり、舞台上で「THANKS TO HOUND DOG」と叫ぶ名シーンがありました。

活動休止と再開

1996年頃から、二人はソロ活動が増え、1997年に『白い砂の少女』をリリースした後、しばらくの間休止状態に入ります。しかし、2008年に『Daddy's Party Night 〜懲りないオヤジの応援歌〜』のリリースを機に本格的に再開し、様々な音楽番組にも出演しました。再開のきっかけは、街中での偶然の再会が大きな要因であったとされています。お互いに病を乗り越えた記念に、再び共に活動をすることが語られました。

その後の活動では、2009年にリリースした「MORNIN'…」以降、しばらく目立った動きはありませんでしたが、2018年から再度活動が再開され、ファンを喜ばせています。

ディスコグラフィとメディア出演

バブルガム・ブラザーズの主なシングルやアルバムは多岐にわたります。1985年から始まった数々のシングルリリースの中には、『Beautiful People』や『白い砂の少女』などがあり、これらは今でもファンに親しまれています。さらにテレビ番組やCMにも数多く出演しており、その幅広い活動は多くの人々に愛され続けています。

バブルガム・ブラザーズの音楽は単なるエンターテインメントに留まらず、日本の音楽界におけるユニークな存在として、今後もその活動に期待したいところです。

もう一度検索