ヒリュウ級汎用戦闘母艦

ヒリュウ級汎用戦闘母艦

ヒリュウ級汎用戦闘母艦（ひりゅうきゅうはんようせんとうぼかん）は、スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATIONシリーズに登場する架空の宇宙戦艦です。最初の宇宙航行艦として、ヒリュウは新西暦174年に月面のセレネ基地で建造されました。特筆すべきは、テスラ・ライヒ研究所が開発した高効率の重力推進装置「テスラ・ドライブ」によって非凡な航行能力を有している点です。

ヒリュウの歴史

ヒリュウは新西暦179年、冥王星外宙域の調査を目的に宇宙に送り出されました。しかし、その任務の途中でエアロゲイターと遭遇し、艦は中破。多くのクルーを失うも、ようやくイカロス基地に帰還することができました。これにより、ヒリュウは外宇宙航行の可能性を示す一歩を踏み出しました。

ヒリュウ改

その後、ヒリュウは中破からの復旧を遂げ、艦体は大規模に改装されました。そして、汎用戦闘母艦に生まれ変わったヒリュウ改として再出発し、艦首に搭載されたEOTを利用した超重力衝撃砲を強化したことにより、他の戦艦と同等、またはそれ以上の戦闘能力を持ちます。艦長として新人のレフィーナが指揮を執り、「ドラゴン2」というコールサインで呼ばれました。

デザインと構造

ヒリュウ改の艦体は朱色を基調にし、PT発艦デッキや着艦用デッキを装備。また、艦橋周辺の板状パーツは、テスラ・ドライブを反映した特徴的なデザインです。しかし、艦のデザインには欠点も存在し、特にビーム砲の射撃方向に制約があることが指摘されています。このデザインについては、みかが「元は調査船だった」という設定を尊重したものであるとしています。

武装の概要

ヒリュウ改は多彩な武装を持ち、艦体各所には対空機関砲やホーミングミサイル、長距離対艦ミサイルなどが配置されています。また、連装ビーム砲は艦の主武装として機能し、艦首に装備された超重力衝撃砲は強力な切り札として位置付けられています。

重要な搭載機

ヒリュウ改には数機の搭載機があり、代表的なものにはF-28メッサーやジガンスクードが含まれます。このような艦載機は、艦の戦闘能力をさらに向上させ、特異な任務に対応できるよう設計されています。

劇中での活躍

ヒリュウとその搭載機は、DC戦争やL5戦役などの重要な戦闘に参加し、艦の俊足を生かし敵艦への強襲や奇襲攻撃を実施しました。これにより、艦は宇宙の戦局に大きな影響を与え、ヒリュウ改として新たな伝説を築いていきます。

ジガンスクード

ジガンスクードは、ヒリュウに搭載される対異星人戦闘と艦の防衛用の大型機動兵器で、「最強の盾」として知られています。元は防衛用として設計されていましたが、その存在がコロニー居住者に忌み嫌われる理由となった事態を引き起こす要因ともなっています。改修後は人型機動兵器として、さらに高い戦闘能力を誇ります。

武装と必殺技

ジガンスクードは、数々の強力な武装を持ち、近接戦闘による攻撃能力も強化されています。特に、ジガンテ・ウラガーノと呼ばれる必殺技は、フィールドを展開して突撃しつつ、極めて強力なダメージを与えることが可能です。

進化を遂げた別の機体

ジガンスクード・ドゥロは、改良されたジガンスクードで、タスクによって大幅にパワーアップされました。この機体は、遠距離攻撃に対応できるようにも進化しており、ヒリュウ改と共に戦闘の最前線に立っています。

ヒリュウ級汎用戦闘母艦は、宇宙戦争において重要な役割を果たし、数多くの艦載機と共に彼らの物語を紡いでいく存在として、スーパーロボットファンには欠かせない存在です。

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