ビッグパレットふくしま

ビッグパレットふくしまについて

ビッグパレットふくしま（BIG PALETTE FUKUSHIMA）は、福島県郡山市にある多機能ホールで、公式名称は福島県産業交流館です。この施設は、福島県産業振興センターが指定管理者として運営を行っており、見本市、会議、スポーツイベント、コンサートや同人誌即売会など、幅広い利用が可能な場所です。

施設の概要

ビッグパレットふくしまは、地上4階、地下1階から成り、延床面積は23,258平方メートルです。内部には、多彩なイベントに対応するための各種施設があります。

• - 多目的展示ホール：収容人数は5,500人、展示面積は5,495平方メートルで、3つに分割可能です。
• - コンベンションホール：国際会議にも対応できる4か国語対応の同時通訳設備を整え、面積は953平方メートル、収容人数は1,000人です。
• - 屋外展示場：展示面積は3,085平方メートルです。
• - 各種会議室：中会議室は360平方メートル（2分割可能）、小会議室や特別会議室、研修室、プレゼンテーションルームも利用できます。
• - 飲食施設：約150席を完備したレストランも併設されており、来場者のニーズにも応えています。
• - 駐車場：約800台収容可能な駐車場を備えています。

沿革

この施設は1998年10月16日に開館しましたが、2011年の東日本大震災で甚大な被害を受けました。地震により、天井部分が崩落し、建物の安全性に問題が生じました。このため、当館は一時避難所としても機能し、最大で2,500人の避難者を受け入れたことがあります。その後、仮設住宅が整備されたことにより、2011年8月31日に避難所としての役目を終えました。

震災後は2012年に業務が再開され、徐々に利用状況が改善されていきましたが、2020年には新型コロナウイルスの影響で一時休館となるなど、変動の多い状況が続きました。2021年には福島県沖地震の影響で再び休館を余儀なくされましたが、同年10月には全面的に再開を果たしました。

交通アクセス

ビッグパレットふくしまへの交通アクセスは、鉄道やバス、自動車での利用が可能です。

• - 鉄道：JR東北本線の郡山駅からはバスターミナルの1番線（柴宮団地行き以外）から15〜20分でビッグパレットのバス停下車後、すぐの位置です。また、安積永盛駅からは徒歩で約30分ほどです。
• - 自動車：東北自動車道の郡山南インターチェンジからは約7km、15分程度の距離に位置しています。

このようにビッグパレットふくしまは、広範なイベントに対応できる最新の設備と資源を持ち、多くの利用者に貢献する場となっています。地元の産業振興や文化交流の拠点としても、地域にとって重要な存在であると言えるでしょう。

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