FOD(エフオーディー)
FODは、フジ
テレビジョンが展開する動画配信および電子書籍サービスです。このサービスは
2005年にスタートし、当初は
テレビ番組の配信を行うものでしたが、以来着実に成長を遂げ、現在では日本国内でも有数のプラットフォームとなっています。
サービスの概要
最初はフジ
テレビ721・739チャンネルのバラエティ番組を外部提携サイトを通じて配信していましたが、2008年には公式サイトからの直接配信を開始し、コンテンツの多様化が進みました。特に、連続ドラマやスポーツ中継、報道番組など多岐にわたるジャンルの作品を取り扱い、2015年時点では4K番組の
ネット配信も行うなど、常に新しい技術への対応を見せています。
2015年にはプラットフォームとしての特徴を際立たせるため、サービス名の一般呼称を「FOD」としました。この名称は「Fuji Television On Demand」の略であり、FNS(Fuji Network System)にも通じる意味を持たせています。
また、FODプレミアムという月額定額制のコースを設け、視聴者が幅広いジャンルのコンテンツをスムーズに楽しめる環境を提供しています。このシステムにより、ドラマやバラエティ、映画など多彩な作品にアクセスすることが可能となりました。
利用状況と会員数
2023年度には、有料会員数が80万人に達し、毎月の利用者数は約300万人にのぼります。この数字は他の同種サービスと比較しても高く、FODの強力なブランド力を示しています。さらに、ウェブサイトとアプリのダウンロード数も上昇傾向にあり、特にスマートフォン向けアプリは2000万ダウンロードを突破しました。
コンテンツの種類
FODでは、動画、ライブ配信、電子書籍、雑誌といった多様なコンテンツを提供しています。特に電子書籍方面では、4万タイトル以上のコミックや小説が配信されており、またお得なポイントシステムも導入されています。これにより、毎月新しい映画やドラマを楽しみながら、最新の電子書籍も手に入れることができるのです。
動画配信では、現在放送中の番組から過去の名作まで、多彩なシリーズが揃い、アニメやスポーツ、中にはオリジナル作品まで幅広く視聴できます。また、FODオリジナルコンテンツも充実しており、他では味わえない特別な番組も数多く放送されています。特にフジ
テレビアナウンサーによるオリジナル動画も人気を博しています。
受賞歴と特徴
2018年には、「App Ape Award 2018」にて最も人気が急上昇したアプリとして表彰され、ユーザーからの支持を集める素晴らしい成果を上げました。さらに、NHKや他の民放のコンテンツも扱うことになり、
テレビの枠を超えた広がりを見せていることもFODの大きな魅力です。
このように、FODは視聴者にとって使いやすく、なおかつ多様なコンテンツを楽しむことができる素晴らしいプラットフォームです。今後もさらなる拡張が期待されるFODは、映像配信の新たな可能性を切り開く存在であり続けることでしょう。